サーバーサイドエンジニアがサーバ室作業で使っているアイテム20個を挙げる

サーバーサイドエンジニアがサーバ室作業で使っているアイテム20個を挙げる

インフラエンジニアでサーバやネットワークの作業をしている人に付きまとう問題が、サーバルームや客先という特殊な環境での作業だ。
オフィスのようなやり慣れた環境と違い、普段と違う環境で、一定時間に作業を進めないといけない。
筆者はその面倒くささの経験から、現場に入って困らないよう、必要なアイテムをリストアップして購入し、普段から持ち歩いている。
今回は、それを紹介したいと思う。

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マジック

紙とセットで使う。色々使い道はある。
例えばラックにもサーバにもテプラが貼っていなくて、何のラック、何のサーバかわからないというときにとりあえず紙にマジックで書いて養生テープで貼っておく。
テプラがきたら正式にテプラを貼ればいいが、それまでの代役で原始的にでもわかるようにしておく。
あとは、サーバ梱包時に何が入っているのか紙に書いて貼っておくとか色々。

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ノート・ペン

全てをPCに入力していければ一番いいが、どうしても紙に書いて説明したり相談したりということはある。そこでノート・メモ帳とペンは必ず持っていく。
筆者がよく使っているのはマルマンニーモシネA5である。

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ラベル作成機(テプラ)

サーバをラックマウントしてもどれがどれなのか一目で分からないと、ログインしてhostnameを入力するのが無駄なため、予めテプラでサーバ名の入ったラベルを作成して貼っておく。
テプラは個人で買って持ち歩くのはやや大げさなので、会社などで借りるといいだろう。

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養生テープ

仮止めで、一端ケーブルをこの位置で固定したい場合に養生テープを使う。ガムテープだと跡が残ってしまうため、オフィスやサーバルームでは使わない。養生テープなら跡が残らない上、粘着力も高い。また、ダンボールの梱包作業にも使える。

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電源タップ

作業場所やサーバ室に十分電源タップがあればいいが、作業者のことが考慮されていない事が多いため、人数によっては足りなくなる。そこで、自分で用意しておき、いざという時に使う。タップはデータを格納する機能がないので「持ち込みNG」となることはまずないだろう。
マグネット付きだとスチールに引っ付くため、省スペースになる。

ケーブル結束バンド

ケーブルを接続した場合、サーバNIC(ネットワークインタフェースカード)は通常複数なので、どこに何が繋がっているかが分かり辛い。そのため、ケーブルにタグ名をつけてわかるようにしておく。地味な作業だが客先の現場にも喜ばれるため、サービスと思ってもやった方がよいだろう。

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スイッチングHUB

4ポートか8ポートくらいのHUBがあれば便利だ。サーバと作業用ノートPCをHUB経由で接続し、サーバ側にTELNETサービスを立ててTERATERMからの接続や、サーバ装置にiLOやSVPのようなボードがあれば、ボード経由でSSH接続したりなどHUBがあれば取り合えずサーバにログインする環境の選択がかなり多くなる。
サーバ関連の作業では、まず確保するのはネットワークで、ネットが繋がりさえすれば、後は何とかなる事が多い。

サーバコンソールの問題

サーバラックでは多くの場合ラック1台につきコンソール1台しかないため、作業者やサーバが複数ある場合、誰か一人しか作業に就く事が出来ない。
リモートデスクトップ、TERATERM、SSH、iLOやSVPであれば別端末経由になるため、複数人が作業可能になる。
特に、iLOやSVPなどのボードが筐体についていれば、最初から複数人での作業が前提となる環境になるため、かなりラクになる。
コンソールで作業した場合、画面キャプチャが撮れず、コマンドログも残せない。

リモートデスクトップ、やTERATERM、SSH、iLOやSVPなら別端末経由になるためOSインストール時の作業もキャプチャやコマンドログを残す事が出来る。
なお、OSインストール時から画面キャプチャを残す場合は、サーバコンソールからではキャプチャ出来ない。
その場合は、やはりiLOなどのボードがサーバ装置に付属している必要がある。
iLO経由でサーバにアクセスすれば、電源起動やOSインストール画面も全てキャプチャが可能だ。
(作業用PCや自端末のブラウザでiLOのIPにアクセスして作業し、PCからキャプチャを撮影する。)

ストレートケーブル

定番と言えるストレートケーブル。多くの場合は依頼者(会社)側で本数分用意してくれる。(本来は事前に営業、ネットワーク担当者で見積もって必要本数分用意すべきだろう。)
だが、自分の作業用にも数本持ち込んでおけば何かあった時に安心だ。

クロスケーブル

作業端末のPC①からは、いつも使っている作業用ファイルのあるネットワークに繋がっていない。
また、PC②は作業に使う事は不可だが、いつも使っている作業用ファイルと同じネットワークに繋がっている。
こういう混沌としたPCとネットワークの状況が、構築現場で存在する事がある。
この場合、必要になるのが「クロスケーブル」である。

PC①とPC②の2台をクロスケーブルで接続し、IPアドレスを(ホスト部分以外)合わせておき、どちらかのPCに共有フォルダを設定する。
これでPC①とPC②の2台の端末同士のファイルのやり取りが出来る環境になる。

PC①で作業したファイルをPC②に移行したい場合は、PC②を元のストレートケーブルの接続に戻し、IPアドレスも元のアドレスに戻す。
そしてPC②から繋がっている作業用ファイルのあるネットワークに接続する。

ここまで面倒ならUSBメモリを使えばいいと思われるかもしれない。自宅ならそれでいいのだが、現在高度にセキュリティを要するオフィスやサーバルームではUSBメモリは持ち込み自体厳しく制限されるか、または使えたとしても作業前の手続き(申請など)が必要になる。
そのため、こうしたクロスケーブルを使ったやり取りやFTP通信によるファイルの授受が、現場では一般的に行われていると言える。

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RJ-45ケーブル

こんなものまでと思われるアイテムだが、これも個人で買って持ち歩いている物の一つだ。

以前、作業のため入った会社での構築に、あるネットワークアプライアンス製品の設定があったのだが、その会社側で必要なケーブルを用意していなかった。
担当者に言っても中々話しが通らない感じだったため自費で購入した。
もし会社の経費で購入するように手配すると、時間がかかって設定期間が少なくなるのも懸念だった。
こういう場合は、自分で買ってしまうのが一番早い。

ワイヤー

無線LANが一般的になっている今でも、オフィスでは有線ケーブルでスイッチとPCを接続しているのが普通で、サーバ環境で無線通信を使っているところは小数だ。
有線環境で面倒なのは、オフィスの床下タイルを剥がしてケーブルを引き込み、サーバラックとネットワークラックの間を引き回したりしないといけない事だ。
そうなると、必要になるのが針金や「とりもち」である。これをケーブルの一端に引っ掛けておいて、床下で手を伸ばしてケーブルを移動させる。
タイルの下にはほとんど手が入らないので、こうした細い棒状のものがないとケーブルの引き回しに苦労する。

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はさみ/カッター

現場やその時の状況にもよるが、ハード備品や機器が搬入されたら、ダンボールが山積みということがある。
業者の方が全て開梱してラックマウントしてくれている事もある。
後者なら作業の必要がなく助かるが、前者は自分たちで開梱してマウントをする必要がある。
その場合ダンボールを切断するものがいるので、はさみやカッターが必須である。

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ノートPC

昨今はどの企業へも外部業者の持ち込みPCはほとんど不可になっているが、もし貸与PCがサーバルームに持ち込み出来るならしておきたい。
PCが一台あれば、非常に効率良く作業が捗る。(というか、PCがないと構築作業はほとんど不可能だろう。)
PCに事前に製品マニュアルなどのPDFをダウンロードして見られる体制にしておけば、安心だ。

外付けCD・DVDドライブ(USB接続)

サーバにメディアインストールが必要となるが、予算の関係からDVDドライブが付いていない事がある。
その場合、どうやってメディアでインストールするか。
USBで外付けCD・DVDドライブで接続してそこからインストールする。
筆者も個人用のノートPCを買い換える際は、CD・DVDメディアなしのモデルしか買っていない。
メディアをインストールするなら外付けで事足りると思っているからだ。

外付けフロッピーディスクドライブ(USB接続)

滅多にない事だが、省庁などのレガシーなサーバー環境では、フロッピーディスクを使っているシステムが稼動している場合があり、フロッピーにあるデータからしか取り出せないといった事もある。
同じチームの担当者は、外付けフロッピーディスクドライブを持ち歩いていて驚いたことがあった。
彼は「たまに使うことありますよ」と言っていたので、自分も念のため買って持ち歩くようになった。

構築手順書・試験手順書などのドキュメント

これも状況によるが、PCを見ながらというのは(色々なターミナルを同時起動していて画面が狭くなるため)やはり作業し辛い面があるので、可能なら印刷した資料を見ながら作業したい。
しかし多くの会社の現場では手順書の作成が軽視されており、事前準備で手順書を用意していない場合もある。
事前に手順書の準備はしっかりして本番に臨みたい。

ホチキス

ドキュメントを印刷して作業に臨むことはよくある。
その場合ぜひ持っておきたいのがホチキスだ。英語ではステイプラーとも言うが、ホチキスで止めないと印刷物がばらばらと落ちたり、ページが混ざってしまう。
印刷物とホチキスはセットで考えたい。

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クリアファイル

印刷物を入れる入れ物がクリアファイルだ。印刷物を持ち歩くならファイリングしたい。
現場で使えればいいので、それほど大げさにファイリングはしなくてもいい。
クリアファイルなら表から中身が見え、キングファイルほど大げさではないので、使い勝手を優先する。
使うものは100均の製品で十分だろう。

キングジム クリアーファイル カラーベース A4 (S型) 20枚 132C 黒

テザリング用スマホ/携帯式無線ルータ

構築現場で、ドキュメントや準備が十分でなく、設定方法につまづいたりエラーコードの調査が必要な場合がある。
やはり頼れるのは先人の智慧で、これはネット上の情報の検索という事になるが、調べるにもネットが使えないと意味がない。

或いは、メールでベンダの担当者とやり取りをしたり、会社の人間に連絡して確認したいという事もある。
調査依頼と共に対象ログの添付をする事もあるので、できればPCで作業したい。
そこで、テザリング可能なスマホか無線ルータを持っていく。

筆者は以前無線ルータを契約して2年使っていたが結局、数回の案件で無線ルータは役に立っていた。
が、いざとなればiPhoneのテザリングがあると思い無線ルータはその後解約してしまった。
無線ルータがなくてもいいが、最低でもテザリングできる端末は常備しておきたい。

自分の使っているキャリアで無条件にテザリング出来るのかどうかは調べておきたい。
また、スマホでテザリングすると、電池があっという間になくなる。
そのため充電用のケーブルとコンセント充電器を常備しておこう。

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折り畳み椅子

以前同じチームの担当者に、アウトドア用の折り畳み椅子を持ち歩いている人もいた。
狭くて椅子もないサーバルームや構築現場という場所で作業する事もある。
折り畳み椅子を持ち入れ、窮屈だがそこに座って作業すれば体力の消費も抑えられる。
事前に座れないという情報が入手出来ていれば、なお更椅子の購入を考えるべきだ。

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終わりに

画竜点睛を欠くという諺もあるように、前もって準備してもいざその時になると「そういえばあれがない」という事態になりがちだ。
そうならないためにも、日頃からこれらのアイテムを持ち歩いておきたい。

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