2020年3月1日に格闘ゲームのレジェンド・ウメハラ選手の運営チャンネル「Daigo the BeasTV」によるイベント「獣道Ⅲ」が開催されます。
この記事では獣道Ⅲの概要と出場選手・PV動画の紹介、対決の見所などについてお伝えします。
(出展:Daigo the BeasTV)
獣道Ⅲの概要
獣道Ⅲ日程・コンセプト・対戦カード
獣道Ⅲの日程や種目、対決選手についてはこちらの内容になっています。
- 日程:2020年3月1日(日)11時開始
- 場所:池袋 LiveHouse mono
- コンセプト:「純粋にウメハラが見たい勝負、面白いと思うものを見てもらう」
- 配信:DaigoTheBeasTV
- 対戦カード:
■第1ゲーム 種目:スーパーストリートファイターII X 対戦者:こたか商店。 VS クラハシ(15先 ドロー無効)
■第2ゲーム 種目:バトルガレッガ(Battle Garegga)バトルガレッガプレイヤーT3-神威氏によるソロプレイ
■第3ゲーム 種目:ストリートファイターV CHAMPION EDITION 対戦者:Punk VS Infexious(10先 初期キャラクター選択固定)
※新型ウィルス影響のため、ライブハウスに観客を入れないことに決定したようです。
学校閉鎖になるんですね。
今回はさすがにギャラリー無しで獣道開催させていただきます。
サブスクライバーの方々、本当に申し訳ないです。
残念。ただただ残念— 梅原大吾 (@daigothebeastJP) February 27, 2020
獣道Ⅲ開催までの経緯
2020年2月16日配信のDaigo the BeasTVの告知にて、突如として格闘ゲーム対決イベント「獣道Ⅲ」の開催が発表されました。
— 梅原大吾 (@daigothebeastJP) February 16, 2020
突然に思える獣道Ⅲの開催ですが、今回はこれまでのテーマである「因縁」ではなく、「ウメハラ選手が純粋に今見たい対決やイベント」がテーマになっています。特に格闘ゲーム以外の種目「バトルガレッガ」が入っている点が特徴です。
今回の開催に至る経緯について、ウメハラ選手がウメハラジオで説明しています。
格闘ゲームイベント「獣道」とは
「獣道」はウメハラ選手の運営する「Daigo the BeasTV」が主催している対戦イベントです。
過去2回開催され、第1回目は2018年1月に開催。第2回目「獣道弐」は2018年3月に開催されました。
獣道弐 ウメハラ対ときどの死闘、ときどの涙
獣道弐ではウメハラ選手対ときど選手の10先で試合で行われてウメハラ選手が勝利し、試合後にときど選手とウメハラ選手の会話のやり取りが大きな話題になりました。
ときど選手
ゲームの中でくらいは勝ちたかったですが、また出直してきます。
ウメハラ選手
ゲーム以外(ときど選手が)全部勝ってると思うんですけど。
ときど選手が一昨年、去年から活躍していて、自分が振るわないと思っていて、自分も見習ってやってやるぞと思って。
その一発目がときどだったので、また一段取り組みの質を上げて、格闘ゲームに対する気持ちが変わらず真っ直ぐあるっていうのを、ときどに分かってもらうチャンスだったので。
今回はかなり意気込んで(練習した)。
今回こういうことやると終盤相当、仕上がっている感覚があったのでこれで負けたらやばいなと。
自分が絶対の自信がある得意な試合形式だったので、結果は自分の勝ちだったけれど、ときどの方から言ってくれなければ実現しなかったので、取り組む機会を与えてくれたときどに感謝したい。
このやり取りは二人のこれまでのキャリアを理解していないと、重さが伝わらないかもしれません。
ウメハラ選手は、17歳で「STREET FIGHTER ALPHA3 WORLD CHAMPIONSHIP」の世界チャンピオンとなるも、ゲームに先を見出せず雀荘店員や介護職員として職を変遷しました。やがて再びゲームの世界に復帰し、プロゲーマーという職業がまだ一般的でない時代にプロゲーマーとして認められました。eスポーツが一般に普及する現在までトップを走り続けている存在です。
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ときど選手は、東京大学大学院という安定した経歴を捨て、プロゲーマーの世界に格闘ゲームの腕だけで飛び込んだ異色の経歴を持つゲーマーです。格闘ゲームではEVO2017優勝、EVO2018準優勝などトップに君臨しています。
二つの巨大な星が重なり合う時、大きなドラマが生まれたのが獣道弐でした。
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獣道Ⅲについて
獣道Ⅲ対決カード
Youtubeチャンネル「Daigo the BeasTV」では2本のPVが公開されています。
クラハシ VS こたか商店。
こたか商店。
スパⅡXのガイル使い。
獣道、獣道弐とこれまで獣道には全て参戦し、何れも10先ルールで勝利。
防御戦術に優れたプレイが特徴で、対戦相手のクラハシも練習では一度も勝っていない相手という最強ガイル使い。
クラハシ
ストⅡシリーズをプレイし続ける生けるレジェンドプレイヤー。ストⅡをゲームを超えた次元で捉えており、プレイスタイルは大胆にして精密。
ガイルやリュウをメインキャラクターとして使用。Daigo the BeasTV「オゴウクラハシ徹底討論」では、ウメハラの師匠的存在であるオゴウとの因縁対決が行われ、10先で10-8とオゴウを退けクラハシが勝利した。
【BeasTV】12/4/2019 クラハシとは?
Punk VS Infexious
Punk
Punk(パンク)はアメリカのプレイヤー。「THE ALPHA」「格ゲー星人」等の異名を持つ。ストV最強のかりん使い。人間の限界を超える動体視力と反応速度の速さが特徴。
相手の心を折るような強気なプレイスタイルを前面に出す。ストVのオンラインIDは「TakeMyThrow」(俺の投げを喰らっとけ)。
かりん以外にもポイズン、春麗、コーリン、Gなど複数のキャラクターを高いレベルで使用する。
最強の呼び声が高いプレイヤーだが、意外なことにCapcom CupやEVOでの優勝経験はない。
Capcom Cup 2019でも優勝間違いなしと目されていたが、決勝でiDomに敗れ準優勝となった。
きっかけなんて無い。体に “格ゲーの血” が流れているだけだ──米最強『SFV』プレイヤーPunk選手インタビュー【シブゲーアーカイブ】
Infexious
Infexious(インフェクシャス)はイギリスのプレイヤー。「ファイティング・ターミネーター」の異名を持つ。
2019年からウメハラ選手の所属するプロゲーマーチーム「Cygames Beast」に所属。
プレイ中は顔色一つ変えないポーカーフェイスが特徴で、格闘ゲームについては「自分にとってはマインドゲーム(駆け引き)が全てだ」と言い切る。
使用キャラは攻めキャラである是空。ディフェンシブな印象があるが、ここぞという場面では攻めに転じて勝利を呼び込むなど、ゲーム全体を通して戦略的なプレイを構築する。
【ストV AE】Cygames Beast所属のイギリス人プロゲーマー・Infexiousインタビュー「ウメハラのストイックさと何事にも動じない姿に憧れた。」【Cygames Beast】
バトルガレッガ
二つ目の種目の「バトルガレッガ」については、同じくDaigo the BeasTVの『ハイスコア伝』と連動した企画になっています。
バトルガレッガは1996年からアーケードで稼動している縦スクロールシューティングゲームで、難易度の高いゲームとして有名ですが、難易度を意図的に調節する(ランク調節)テクニックを駆使する事で攻略していくゲームとなっています。ゲーム設計、ビジュアル、テクノサウンド等非常に高い評価を受けているゲームです。
バトルガレッガでの見所を当日プレイヤーのT3-神威氏が動画をアップされています。
獣道Ⅲ結末は果して?
獣道Ⅲについて解説しました。対決は2020年3月1日(日)AM11時から「Daigo the BeasTV」で配信されます。 DaigoTheBeasTV
獣道Ⅲ勝敗結果
獣道Ⅲ対決・スコアチャレンジ結果
スパⅡX クラハシ VS こたか商店。勝敗結果
ウメハラ氏によると、真空波動拳が効果的に働くリュウが本来はやや有利というキャラクター相性だったが、ガイルを使うこたか商店。がほぼ完璧な立ち回りでリュウを使うクラハシを圧倒。
結果、15-4でこたか商店。が勝利した。
ガイルをマシーンのように操るこたか商店。(左)とリュウに魂を乗せるクラハシ(右)
(出展:Daigo the BeasTV)
バトルガレッガ ハイスコアチャレンジ結果
バトルガレッガをプレイするT3-神威氏はこの日のためにガレッガジャケットを作成し着用して登場した。
いえい!!! pic.twitter.com/POM6YqK2FI
— ちょっとT³-神威(◉w◉)獣道Ⅲ3/1見参 (@kamuneko) March 1, 2020
バトルガレッガのボス・ブラックハートの弾幕を回避するT3-神威氏
(出展:Daigo the BeasTV)
当初筐体トラブル等があったが、無事開始した。 最終7面に到達しボスを撃破。ゲームクリアとなったものの、結果的にハイスコア更新はならなかった。
バトルガレッガというSTGの奥深さ、その中でハイスコア更新を試みることの凄さを垣間見る事が出来たチャンレンジとなった。
ストVCE Punk VS Infexious勝敗結果
Infexious(左)の仕掛けるマインドゲーム(読み合い)にPunk(右)が引き込まれる。
(出展:Daigo the BeasTV)
(出展:Daigo the BeasTV)
是空を使うInfexiousは迦楼羅天斬を選択。
試合はInfexiousが一方的にリードするワンサイドゲームになった。
ポイズンを使うPunkは厳しい展開になるが、試合開始後のキャラクター変更は出来ないルールとなっている。
0-1からInfexiousが8連勝となり9-3で迎えたマッチポイント。
最後はクリティカルアーツ・抜山蓋世を綺麗に決めたInfexiousが10-3のスコアで勝利した。
(出展:Daigo the BeasTV)
表情、逆になってませんか? @infexiousdc @PunkDaGod#kemonomichi #獣道 pic.twitter.com/bp0ZzQXHhP
— 梅原大吾 (@daigothebeastJP) March 1, 2020
ウメハラ撮影獣道Ⅲフォトレポート
ウメハラ氏が主催するゲームイベント「獣道 III」のフォトレポートをお届け。タイトルを代表する獣たちがプライドを賭けた戦いに臨んだ
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