EVO Japan 2020 SFVAE部門はナウマン選手が初優勝!SFV大会総括も

EVO Japan 2020 SFVAE部門はナウマン選手が初優勝!SFV大会総括も

EVO Japan 2020 SFVAE部門優勝は若手のナウマン選手が初の栄誉に輝く

千葉県幕張メッセで行われた2020年のEVO Japan 2020。SFVAE部門で3日間に渡る激戦を制したのは、DetonatioN Gaming所属のナウマン選手でした。国内大会を含めて大きな大会での初優勝となります。
この記事ではトップ8から本選トーナメントについてSFVAE部門での大会総括を交えて記しています。

大会前の見所はこちら。

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EVO Japan 2020 2日目終了時点順位(トップ8)

SFVAE部門2日目(2020年1月25日)終了時点の順位です。
SFVAE部門3日目(1月26日(日)16時30開始予定)はトップ8から決勝までが行われ優勝者が決定します。

EVO Japan 2020 – Street Fighter V – Semifinals – Day 2

トップ8トーナメント表

出展:EVO Japan公式チャンネル(Twitch.tv)

■ウィナーズトップ4

  • sako(使用キャラ:メナト)※日本
  • ナウマン(使用キャラ:さくら)※日本
  • マゴ(使用キャラ:キャミィ)※日本
  • INFILTRATION(使用キャラ:ジュリ)※韓国

■ルーザーズトップ4

  • NuckleDu(使用キャラ:G/ミカ)※アメリカ
  • Trashbox(使用キャラ:バーディー)※日本
  • 板ザン(使用キャラ:アビゲイル/ザンギエフ)※日本
  • まちゃぼー(使用キャラ:ネカリ)※日本

■3日目対戦表
ウィナーズ セミファイナル

  • sako vs ナウマン
  • マゴ vs INFILTRATION

ルーザーズ ラウンド1

  • NuckleDu vs Trashbox
  • 板ザン vs まちゃぼー

マゴ選手インタビュー

ウィナーズトップ4勝ち残りのマゴ選手へ4Gamerがインタビューしています。
マゴ選手はCapcom Cup 2019で日本人最高位の4位、2019年の「ストリートファイターリーグ:Pro-JP operated by RAGE」でもチーム「マゴスカーレット」を率いて優勝を果たす等好調をキープしています。

トップ8トーナメントの結果、優勝はナウマン選手に!

ウィナーズブラケットで若手のナウマン選手(DetonatioN Gaming所属)は初戦のsako選手(FAV gaming所属)との対戦で2セット連取され敗退寸前まで追い詰められますが、そこから怒涛の勢いで3本セット逆連取で勝利。マゴ選手との対決へ駒を進めました。

ウィナーズブラケットの死闘 [FAV]sako vs [DNG]ナウマン

マゴ選手は初戦でINFILTRATION選手を寄せ付けず勝利し、ウィナーズ生き残りを賭けてナウマン選手と戦うも、ナウマン選手の勢いに押されてルーザーズブラケットに落とされます。
マゴ選手は手持ちのキャラクターかりんが中々フィットせず苦しむものの、キャミィに切り替えた後は勝負強さを見せてsako選手とのベテラン対決を制して決勝に上がります。

再びグランドファイナルの舞台でぶつかり合うナウマン選手とマゴ選手。

決勝試合 [DNG]ナウマン vs マゴ

マゴ選手が一度はリセットに持ち込む粘りを見せたものの、ナウマン選手が自分を信じた攻めを最後まで貫き、見事大会初優勝を飾りました。
また、国内の大きな大会で若手選手が優勝するのも初になります。
決して上位ティアーとは言えないキャラクターのさくら一本を使っての素晴らしい優勝でした。

EVO Japan 2020 SFVAE大会を終えての印象

自分はSFV部門しか見ていないため、EVO Japan 2020大会のSFVAE部門を終えての印象になりますが若手のナウマン選手が国内の大きな大会で初優勝したのは大きなインパクトを残したと思います。
さくらというアグレッシブに攻める爽やかな戦い方をするキャラクターも相まって清冽な印象を抱かせるものでした。
大会規模は大きいものの、今大会は優勝してもCPT本大会への影響は無く賞金額も優勝で100万円と規模に比べればやや小額に留まるところもあり、Punk選手を始めとして多くの有力海外選手は出場を回避しました。国内でもふ~ど選手、ボンちゃん選手は出場していません。

時期的には、2月のSTREET FIGHTER V CHAMPION EDITIONの発売に合わせてキャラクター間の強さの調整等が行われる前の大会でもあり、今大会の結果を見て調整やナーフ(弱体化)の可能性もある事から、特に有力選手間では慎重な動きにつながり、ときど選手やももち選手のようにサブキャラクターのみを使い、自分の現在のサブがどの程度大会で通じるかを確認する場としていたようにも感じます。
ネモ選手もこの空気感に合わせてサブキャラクターとして練度を上げてきた新キャラのギルを使いましたが、ネモ選手のやり込みと新キャラへの対応の難しさということもあり、ネモ選手は大会9位タイと上位進出しました。

これらの事情から若手選手にはとりわけチャンスがあった大会でもあり、その中でメナト・影というキャラクターで職人芸を見せたsako選手、現国内最強のマゴ選手というベテランが壁として立ちはだかりましたが、見事その壁を突破したナウマン選手は素晴らしかったと思います。

海外選手が出場を控える中で今大会からSFV復帰となったINFILTRATION選手のトップ8進出は地力が衰えていないことを証明していました。ジュリというそこまで上位ではないキャラクターを使っての立ち回りは、大会や配信等でこれまで見たこともない凄い動きをしていました。

アメリカから自費参加(所属チーム名で「My Wallet」と自費参加をアピール!)したNuckleDu選手も圧倒的な逆転力を持つキャラクター「G」を主体に4キャラを使うという器用さで、トップティアー数人から下は完全な団子状態という今のキャラクターランクから考えると、数人キャラを持ち相手に応じて切り替えるというスタンスが今後のスタンダードとして確立されることを伺わせました。
特にストリートファイターリーグ(リーダーがドラフトでチームメンバーを選び、3人一組でチーム戦を戦う形式のリーグ戦)でも特定キャラクターのBAN(使用不可)ルールが昨年から適用され、レギュレーションからも複数の手札を持つ事が当然として要求されるようになっており、1キャラクターの強さだけで大会を乗り切るということが難しくなっている状況を感じさせます。

惜しくも2位となったマゴ選手もキャミィ、かりんに加えてサブキャラクターに春麗を追加しようとしている所ですが、今大会ではかりんがフィットせず苦しい中、ずっと使用してきたキャミィでジュリ、メナト、コーリン等に完璧な対応を見せ、メインキャラクターの対応力の広さが大会結果に結びついた印象です。

ウメハラ選手については、2019年末に行われた第9回TOPANGAチャリティーカップのチーム戦で優勝。年末年始以降も精力的にSFV配信を行っていた中で、切れのある動きを見せており今大会上位もあるのではと思って見ていましたが、蓋を開けてみるとSNB.Fudohの若手ハク選手に同キャラのガイル戦を挑まれて敗戦となってしまいました。
ウメハラ選手が直近で練度を上げていたサブキャラクターの影ナル者は、sako選手がNuckleDu戦でワンポイントで使用し、大会は大いに盛り上がりました。

今大会のベストバウト NuckleDu vs [FAV]sako

(※ NuckleDuキャミィ対sako影はsako影の勝利。続く対戦でNuckleDuはガイルに切り替えてNuckleDuガイルの勝利。sakoはガイルに対して切り札のメナトを出す。NuckleDuは手持ちの複数キャラを出すもsakoのメナトを崩しきれず敗戦。)

影ナル者はこれまで下位ティアーキャラでしたが、sako選手はその不遇の中でも使い続けており、影ナル者はシーズン5の調整を受けて大会でも使える強さとなったことからの起用でした。
sako選手は上述のTOPANGAチャリティーカップではウメハラ選手とチーム「金」を組み、解説の席でウメハラ選手に胴着キャラクター(コマンド操作で出す飛び道具と無敵対空技を持つキャラクタータイプの通称。SFVではリュウ・ケン・豪鬼・影ナル者等が該当。ウメハラ選手が最も得意とするキャラクタータイプだが、リュウの下方調整等で直近ではガイルの使用が増えていた。)のお奨めとして影ナル者の使用を奨めていた経緯があったので、ウメハラ選手に「大会でも影使えるで」と言っているようでこれまでの経緯を知っていた人には印象深い影の起用だったかと思います。
2020年CPT本大会でもウメハラ選手が使う影ナル者が見られるかどうか、注目して見ていきたいと思います。

EVO Japan 2020 SFVAE部門最終順位

順位 選手(使用キャラ) W負け相手 L負け相手
優勝 ナウマン(さくら) マゴ –
準優勝 マゴ(キャミィ・かりん) ナウマン ナウマン
3位 sako(メナト・影ナル者) ナウマン マゴ
4位 NuckleDu(G・ミカ・キャミィ・ガイル) ナウマン sako
5位タイ INFILTRATION(ジュリ・メナト・コーリン) マゴ NuckleDu
5位タイ 板ザン(ザンギエフ・アビゲイル) マゴ sako
7位タイ Trashbox(バーディー) まちゃぼー NuckleDu
7位タイ まちゃぼー(ネカリ) INFILTRATION 板ザン

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