格闘ゲームの大会『EVO Japan 2020』が2020年1月24日から26日の3日間幕張メッセで開催されます。
この記事では、大会種目の一つである『ストリートファイターV（ストV）』に着目し、大会概要と日程、主な参加者、大会の見所等を確認していきます。

1. ＥＶＯとは
2. 大会日程
3. 開催会場
4. 大会種目
5. ストVレギュレーション
6. トーナメント表
7. タイムテーブル
8. 配信先
9. 主な大会シード選手
10. ストV大会の見所
11. 終わりに　EVO Japan 2020の戴冠は誰の手に？

ＥＶＯとは

EVO（Evolution Championship Series）はアメリカが発祥の格闘ゲームの大会です。2020年現在では世界最大のゲーム大会と位置づけられています。
EVO JapanはEVO Japan実行委員会が主催して行う日本で運営される大会で、本家EVOの追加イベントという位置づけです。（本家EVOは7月にアメリカ・ラスベガスで行われます。）

EVO Japanは2018年に日本で初めて開催され、第3回となる2020年の今年は千葉県幕張での開催となります。国内を中心に有名プロゲーマーも多数参加しています。
参加者数は年々増加しており、EVO Japan 2020全体では6000人以上が参加をエントリー。ストVへは1400人超が参加となっています。

doope.jp

格闘ゲーム大会「EVO Japan 2020」の開催が決定、2020年1月24日から26日に掛けて幕...

https://doope.jp/2019/0893025.html

アメリカ国外で開催される初の“EVO”として2018年に始動し、今年2月中旬に行われた“鉄拳7”ファイナルでは、まるで少年マンガを地で行くような熱いドラマが繰り広げられ話題となった格闘ゲーム大会“EVO Japan”です

大会日程

2020年1月24日（金）～26日（日）

開催会場

千葉県千葉市美浜区　幕張メッセ（国際展示場ホール）

大会種目

メイン種目としてストVを初めとする計6種目を予定

ストリートファイターV
鉄拳7
サムライスピリッツ2019
ソウルキャリバー6
ブレイブルークロスタッグバトル
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL

ストVレギュレーション

バージョン

PlayStation（R）4版「ストリートファイターV アーケードエディション」

試合形式

ダブルエリミネーション方式
※ダブルエリミネーション……各選手がトーナメントブロックのウィナーズブラケットからスタートして対戦し、一度負けるとルーザーズブラケットへ移動する。ルーザーズブラケットでも負けると大会敗退となる試合形式。
トップ8まではBO3（2本先取）
トップ8はBO5（3本先取）

ゲーム設定

バーサスモード／99カウント／3ラウンド制

トーナメント表

smash.gg

タイムテーブル

#EVOJapan2020 大会タイムテーブルを公開いたしました🎮 https://t.co/iOTcQH36OS pic.twitter.com/rqZWjlLuPv

— EVO Japan (@EVOJapanNews) 2019年12月25日

配信先

Twitch

【EVO Japan 2020】
Fighting Game の祭典 EVO Japan が今年もやって来ます。メインイベントのライブ配信のスケジュールは以下から：

① https://t.co/3frhlg9xjK
② https://t.co/3YAMinDZCn
③ https://t.co/CplfoFLxEe
④ https://t.co/aPR0B9RYk3

刮目せよ。（続）#EVOJapan2020 pic.twitter.com/5X6LRkTh1d

— Twitch Japan (@TwitchJP) 2020年1月23日

Mildom

スポーツブル

https://sportsbull.jp/live/evojapan2020/
※スポーツブルでは1月25日と26日のファイナルを配信

主な大会シード選手

シード選手は予選ウィナーズクオーターファイナルから登場（記事末に選手の組み分け表を掲載）
smash.gg

シード1：Punk（無所属　※1/3にRec（Team Reciprocity）とのスポンサード契約が切れた模様。）※Capcom Cup 2019 準優勝
シード2：ときど（ロートZ!）※Capcom Cup 2019 5位
シード3：藤村（忍ism Gaming不動）※Red Bull Kumite 2019 優勝
シード4：ネモ（Team Liquid）※Capcom Cup 2019 7位
シード5：ももち（忍ism Gaming）※CAPCOM Pro Tour 2019 アジアプレミア優勝
シード6：まちゃぼー（よしもとゲーミング）※Capcom Cup 2019 7位
シード7：マゴ（無所属）※Capcom Cup 2019 4位
シード8：ウメハラ（Cygames Beast）※Capcom Cup 2019 17位

※ふ～ど選手、ボンちゃん選手は今大会への出場はしないとのことです。（勝ちたがりTV＃349より）
※Punk選手はsmash.ggの勝敗結果がDQ（失格）になっていたので本大会へは不参加だった可能性が高いです。

ストV大会の見所

シーズン5アップデート＆新キャラクター「ギル」追加後の最初の大きな大会

今回の大会の見所としては、Capcom Cupのレギュレーションが今年から変わる中で2020年最初の大きな大会ということ、また2019年末にシーズン5のアップデート調整が実施されたことで、各キャラクターバランスがどう変わったかという所が一番の見所になると思われます。
各有力選手の配信を見ていると、これまで使っていなかったサブキャラクターの練度を上げている選手が目立ちます。

2020年1月時点の各選手のサブキャラクター使用状況

ウメハラ選手⇒メインキャラクター「ガイル」　サブキャラクターとして「影ナル者」の練度を向上
ネモ選手⇒メインキャラクター「ユリアン」　サブキャラクターとして「ギル」の練度を向上
ときど選手⇒メインキャラクター「豪鬼」　サブキャラクターとして「ユリアン」の練度を向上
マゴ選手⇒メインキャラクター「かりん／キャミィ」　サブキャラクターとして「春麗」の練度を向上
藤村選手⇒メインキャラクター「いぶき」　サブキャラクターとして「春麗」の練度を向上
ボンちゃん選手⇒メインキャラクター「かりん／サガット」　サブキャラクターとして「ナッシュ」の練度を向上
ハイタニ選手⇒メインキャラクター「豪鬼」　サブキャラクターとして「ララ」の練度を向上

実際、現状ではまだ練度が低いサブキャラを大会で出してくるかどうか分かりませんが、その辺りの駆け引きがどう行われるかも楽しみです。
この前哨戦となったRed Bull Kumite 2019ではアビゲイルの新技「カモンスペアタイヤ」を駆使し前日予選を優勝したストーム久保選手や、いぶきの新技「撒菱（まきびし）」をコンボに組み込んで対戦相手を翻弄し、見事二連覇を果した藤村選手が話題になりました。
この大会で海外選手と国内選手もぶつかり合うため、現在の各キャラクターの立ち位置が明確になると思われます。

2019年12月21から22日にかけて行われたRed Bull Kumite 2019の本戦トーナメント

シーズン5の最新ランク等の状況に付いては以下の記事を参照。

G@MERZ:HACK

2019.12.27

【格ゲー】スト5週間ニュース2019年12月号（Red Bull Kumite 2019・第9回TOPANGAチ...

https://varis.jp/fightinggamenews-sfv-201912

この記事では、2019年12月に行われたストリートファイターVの大会結果やイベントニュースをまとめています。2019年12月開催の各大会イベント結果・予定スト5CPT決勝　Capcom Cup 2019ロサンゼルス大会2019年12月1...

韓国最強ゲーマーInfiltration選手がEVO Japan 2020でストVに復帰

EVO Japan 2018 ストVAE部門優勝者のInfiltration選手が大会に出ることも今大会の話題になりそうです。（インフィルトレーション。韓国の最強ゲーマーの一人。）
個人配信でネモ選手が「インフィルがEVOに出るのは楽しみ。」とコメントしていました。
Infiltration選手は個人の事情から2018年以降ストVプロ選手としての活動を停止していました。Infiltration選手は2020年からストVに復帰し、EVO Japan 2020では『ストリートファイターV』と『サムライスピリッツ』の2種目にエントリーをしています。

ONE Esports

【ストV】INFILTRATIONはEvo Japan 2020で『ストV』プロへ復帰！ - ONE Esports

https://www.oneesports.gg/jp/headline/【ストv】infiltrationはevo-japan-2020で『ストv』プロへ復帰！/

6度のEvoチャンピオンは、2018年のEvo以来、プロとして『ストリートファイターV』の試合を行っていない。

昨年EVOJAPAN2019優勝者はももち選手

昨年のEVOJAPAN2019ストV部門優勝はももち選手でした。

#EVOJapan2019 #ストV 部門優勝はももち選手でした。
いま最も強い選手はふ〜どと聞いていたそうで、大会前からふ〜ど対策を練っていたそうです。「リセットされて動揺はなかったのか？」という質問には「コーリンでいくと決めてあったので、迷いはなかった」とのこと。#ファミ通のEVOJapan取材 pic.twitter.com/fBOl08QDAd

— ファミ通AppVS esports (@FamitsuAppVS) 2019年2月17日

【EVOJAPAN2019 ストV部門順位】