【レンタルサーバー移行】ワードプレス使用エックスサーバー(X10)から他のレンタルサーバーへ移転先の検討(2019年版)

【レンタルサーバー移行】ワードプレス使用エックスサーバー(X10)から他のレンタルサーバーへ移転先の検討(2019年版)

このサイトは2017年にエックスサーバーと契約してはてなブログからワードプレスに移転したが、約3年利用してきたエックスサーバーから、別のレンタルサーバーへの移転を考えている。
この記事では、レンタルサーバーの移転先を調査した内容を書く。

読まれる際の注意

  • エントリを書いた段階ではまだ移転していません。
  • 個人的な備忘録のため内容が誤っている可能性があります。また、詳細な比較検討のデータは掲載していません。

レンタルサーバー移行理由

移転の検討理由については、単純にサイトの表示速度が遅いからだ。速度にこだわるの理由は単に体感的にも遅いのがイヤということもあるが、具体的に今後サイトが遅いことがデメリットになる可能性が高くなったためもある。
以下の2つからGoogleが速度の遅いサイトに対して今後ペナルティを設ける可能性が高くなっている

  1. サーチコンソールで「速度(試験運用版)」という項目がテスト運用開始された。
  2. ブラウザChromeで読み込み速度に対するバッジが表示される仕様変更が実装されそう

2つとも速度の遅いサイトに対して何らかのペナルティが与えられる可能性があるものだ。
SSL化に始まり、これからは速度もある程度サイト側で担保しないと、Googleやクローム側でふるいにかけられてしまうことが予想される。

サーチコンソール速度(試験運用版)の表示をすると、中速もあるがPCは全て低速になっている。

このサイトは、移行当時よりはエックスサーバー側のキャッシュ改善やプラグインの導入等で以前より表示速度は上がっているものの、相変わらず表示速度が遅い。
PageSpeed InsightsやGTmetrix、Think with Googleで計測するとかなり遅いことが分かる。

PageSpeed Insights

GTmetrix

Think with Google

エックスサーバーでは旧サーバーから新サーバーへの移転は申請出来るみたいだが、「遅いから」という理由でサーバーマイグレーション(利用者が多いサーバーから少ないサーバーへの移動)は認められていない。
少しでも速度を速くするなら、プランを変えるかレンタルサーバーを変えるしかない。
そこで、レンタルサーバーの移転先にどこがいいかを調べてみた。

移行先のレンタルサーバー検討

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現行利用のプラン

現行利用のプランはエックスサーバー(X10プラン)

レンタルサーバー 高速・高機能・高安定性の【エックスサーバー】

メリット

  • 運営実績が長く安定感がある
  • 利用者と情報量が多い
  • 現状に満足せず速度改善などに努めている
  • それなりのサポート体制
  • 値段がそこそこ安い
  • ブログを幾らでも使える(自分には余り関係なし)
  • サーバー管理画面の分かり易さ

デメリット

  • 同居しているサイトが多いと負荷で重くなる
  • 現状以上の速度改善の見込みが少ない
  • 適度なプラン料金がX10しかない

エックスサーバーはサイトの遅さを除けば、特に問題が起きた事もなく使いやすいレンタルサーバーだ。
圧倒的に利用者が多いため、情報量が多く安心感がある。
更に、国内最大手でお奨めされることも多いことから利用者が日に日に増えている。

エックスサーバーは国内最大手にも関わらず、速度向上についても施策を施して日々改善を続けているが、中々劇的な速度向上は難しい。
現状でこのまま利用し続けて、これ以上速度が上がる見込みが少ない。(かなり少ないが劇的に改善される可能性もゼロではない。)
結局、レンタルサーバーに同居しているほかのサイトやブログの負荷に左右される。

どのくらいのサイトが1サーバーに同居しているかは、Reverse IP Lookupで確認出来る。
見てみると14サイト(2019年時点)が1サーバーに同居していた。2017年に移転した時より(多分)増えている。
エックスサーバーでは規約でポルノサイトを禁止しているのだが、アダルトサイトも同居していた。

エックスサーバーの場合、プランはX10から段階的にX20、X30とあるが、X10:900円|X20:1,800円|X30:3,600円とプランが上がるにつれてかなり料金も高額になってしまう。

レンタルサーバーの使用条件

自分の場合、ワードプレスでブログを複数運営する余裕はないので、ワードプレスやドメインは一個だけ利用出来ればいい。
転送量もそこまで多くアクセスがあるわけではないので、X10プランの70GB/日あれば十分だ。
SSLの使用や.htaccess編集が使えることは必須だが、これはほぼどのレンタルサーバーでも可能だろう。
価格は、エックスサーバーのX10と同じくらいの料金(毎月サーバー更新料金で1,080円)が望ましい。

レンタルサーバーの候補

レンタルサーバーの比較エントリは沢山出ているので読ませて頂いて参考にしている。

移行先候補①wpX Speed(W1プラン)

WordPress専用クラウド型レンタルサーバー【wpX Speed】

ワードプレスのみ運用可能なワードプレスに特化した高速サーバー。

  • nginxサーバー使用。
  • 独自SSLが無料で(恐らく)可能。
  • .htaccess編集あり。
  • 利用は1サイトのみ可能。
  • マルチサイト化は出来ない。(自分には関係なし。)

wpX Speedはエックスサーバーが運営するレンタルサーバー。元々wpXというサービス名だったが2019年9月に新サービスに改定したばかりで、まだユーザーの情報が少ない。
また、通常のレンタルサーバーと異なりワードプレス特化サーバーのため、機能を削っている事でどういう影響が出てくるのか分からない。

エックスサーバーは、現状利用者の多いX10の改善に力を入れており、それ以外のプランやサーバーにどの程度リソースが割けるのかといったことも、今後不安要素になる。
(逆にいうとエックスサーバー(X10)が今後、劇的に速度改善される可能性もあると思う。)

移行先候補②MixHost(スタンダードプラン)

レンタルサーバーならmixhost

MixHostは2016年サービス開始のレンタルサーバー。運営会社は2016年に設立されたアズポケット株式会社。公式サイトでは従業員数10人という小規模の会社。
レンタルサーバーとしては、LiteSpeedという高速サーバーを国内で初めて使用した。

  • LiteSpeedサーバー使用。
  • .htaccess編集(恐らく)あり。
  • 独自SSLが無料で可能。

管理画面はcPanel。サーバ管理ソフトとして標準らしいが、自分は使い辛かった印象。
以前、エックスサーバーに移転するときにMixHostも移転先候補として調べたが、ヘルプ等のドキュメンテーションが英語で日本語化していなかった。
これが原因でMixHostは移転先として除外していたが、2017年に大規模障害が起きてサイト停止というニュースがあったので、移転していなくて良かったと思ったことがある。
アダルトサイトOKなため、同居してきた場合の負荷が心配。

移行先候補③ConoHa WING(ベーシックプラン)

超高速レンタルサーバーならConoHa WING

「国内最速」レンタルサーバー。

  • LiteSpeedサーバー使用。
  • 独自SSLが無料で可能。
  • .htaccess編集あり。
  • 管理画面はcPanelだが独自にチューンナップされているらしい。
  • マルチサイト化が可能。(自分には関係なし。)
  • リザーブドオプションがある。(サーバー内の自分の領域が確保されているので他のブログがバズでアクセス増になっても影響がない)
  • サーバーマイグレーション機能がある。(利用者が多いサーバーから少ないサーバーへの移動が可能)

ConoHa WINGは2018年9月に新しくレンタルサーバーを開始したが、元々GMOが運営していたConoHa VPS(仮想専用サーバー)の資産やノウハウを活かしたものらしい。
運営はドメイン登録(お名前.com)やインターネット事業の老舗・GMOインターネットなので、インフラ事業に関してはそれなりの安定感はある。

国内最速がうたい文句で実際の調査結果でも最速だったとのこと。ConoHa WING使用と書いてあるワードプレスブログは、どれもかなり表示速度が速かったのが印象。

GMOは低価格レンタルサーバーのロリポップも運営している。ロリポップが低価格帯向けだとすると、ConoHa WINGは高スペックを求めるユーザー向けという位置づけになるのかもしれない。

ConoHa WINGは速度以外にも、機能面や移行体制も充実している。リザーブドオプションとサーバーマイグレーションが使えるのはかなり大きい。

ConoHa WINGが今後、速度を求めるユーザーのレンタルサーバーの受け皿になる可能性はあるが、サーバーにサイトが増えてもリザーブドオプションがあるので、他サイトからの影響はほとんどないだろう。
最悪、サーバーマイグレーションという逃げ道もある。

レンタルサーバー転入時のみWordPressサイトの移行代行サービスがあり、6,980円という破格の値段で作業を依頼出来る。
但し、SSL設置済みサイトの移行はオプション料金で3,000円かかる。

移行先候補④カラフルボックス(BOX1プランまたはBOX2プラン)

レンタルサーバー ColorfulBox(カラフルボックス)

新規参入のレンタルサーバー会社。こちらは運営会社も株式会社カラフルラボという新進企業らしい。
公式サイトを見たが従業員数は書いていなかった。
カラフルボックスは大手ワードプレス情報サイト・寝ログで使われているレンタルサーバー。寝ログのような多数のアクセスがあるサイトでもかなり表示が速い。

  • LiteSpeedサーバー使用。
  • ワードプレスブログを幾つでも作れる。(自分には関係なし。)
  • 自動バックアップと復元機能がある。
  • 価格が安い。
  • .htaccess編集あり。
  • 独自SSLが無料で可能。

ConoHa WINGよりは少し高いが、こちらもレンタルサーバー転入時のみWordPressサイトの移行代行サービスがあり、12,800円という低価格で作業を依頼出来るのは大きなメリットだ。

不安要素としては、会社設立、サービス開始とも2018年とまだ非常に実績が浅く、今後トラブルなどが起きないかどうか、サポート体制はどうなのかといったことが不透明。
管理画面はcPanelで使い辛そうで不安。
アダルトサイトOKなので、負荷が高いアダルトサイトがサーバー同居すると重くなる懸念もある。一応、アダルトサイトは専用サーバーにまとめて収納されるため、普通のサイトに影響はないという情報はあった。

レンタルサーバー移転先候補の結論

  • 速度面
    ConoHa WING、カラフルボックス、MixHostは現状で速度面は大差ないと思われた。
    実際、サーバーに同居するサイトの数や負荷など個人の環境にも左右される。
    ConoHa WINGを使っている人の書いている情報では、それほど劇的に速くなるわけではない、エックスサーバーと大して変わらないという人もいた。
    また、上には書いてないがエックスサーバーのサポートからは「エックスサーバービジネス」の検討を奨められた。
  • 価格面
    カラフルボックスがやや安い印象だった。ConoHa WINGはMAXが決まっている料金従量制。
  • 機能面
    ConoHa WINGでは、リザーブドオプションとサーバーマイグレーションが使えることは大きなアドバンテージだと思えた。リザーブドオプションは100万PV以下なら変わらないという情報のサイトも。サーバーマイグレーションはサーバー状況が混雑にならないと使えないとのこと。
  • 移行面
    ConoHa WING、カラフルボックスとも移行代行サービスがあるが、ConoHa WINGの方が半額近く安かった。但しSSL設定済みサイトのオプション料金を加えるとそれほど変わりはない。
  • 運営面
    ConoHa WINGは老舗のGMOインターネットが運営している安定感がある。
    カラフルボックスは新規企業のため今後の運営は不透明な部分がある。
    MixHostは企業規模が小さい事や障害発生のことから運営体制に不安がある。
  • 契約面
    ConoHa WINGはクレジットカード登録かチャージ入金が必要。チャージ入金ではAmazonPayが使える。
  • その他
    wpX Speedはユーザーの使用情報が少ないことから除外。

ざっくり比較すると、現時点ではConoHa WINGへの移行を検討しています。

ConoHa WINGでテストサイトを作ってみる

移転するにしてもいきなりやるのは危険なので、ConoHa WINGの無料キャンペーン期間でアカウントを作って、テストサイトを表示してみた。

ConoHa WINGのアカウントを作りコントロールパネルにログイン。

コントロールパネルのレスポンスはそれほど速くなく、最初のアクセスではウェイティングカーソルが数分回り続けて固まっていた。
一旦接続を切って再度コントロールパネルを開くと固まることはなかったが、コントロールパネル自体のレスポンスはそれほど速くはない。

ConoHa WINGで作ったテストサイトは表示がかなり速かった

サイト設定からアプリケーションインストールでテスト用のワードプレスを設定。
エックスサーバーのサイトの投稿データをエクスポートしてConoHa WINGテストサイトにインポートする。
テストサイトのテーマにCocoonを使用させて頂いた。投稿データのインポートは数分で終了。

ConoHa WINGテストサイトを表示させると、かなり速い。
PCサイトはGoogle拡張機能のPage load timeで0.5秒くらいで表示していた。(エックスサーバーのサイトは2.5秒程度)
スマホサイトはほぼ一瞬で表示されて正に爆速という感じだった。
無論、プラグインがほとんど入っていない状態なので比較にはならないが、それでもかなり速いことは確認出来た。

他には、FTPアカウントを作ってFTP接続出来ることも確認した。
階層の構造が少しエックスサーバーと違うが、問題なさそうだった。

ConoHa WINGコントロールパネル

ConoHa WINGのテストサイト PC

ConoHa WINGのテストサイト スマホ

サーバー移転は手動ではほぼ不可能

ConoHa WINGが速度が速いことは確認できたが、これで移行しようとはならなかった。
移転の時の設定のことを考えると、気が重くなって腰が引けてしまった。

自分もワードプレスに移転したから経験があるが、サイト移転の場合設定中に何かがおかしくなって調査・対応が必要な作業が次々に出てくる。
以下の赤い箇所は移転で作業が重い部分になる。

主な移転作業

  • 基本設定:ドメイン追加、ワードプレスインストール、DBインストール等基本的な設定
  • インフラ設定:DNS設定、SSL化などインフラ面の設定
  • テーマの導入:zipでテーマをインストールして有効化する
  • テーマの設定:外観、カラー、CSS、ウィジェットなど手動で設定
  • 記事のインポート:移行元サイトの投稿データをエクスポートして新サイトへインポート
  • 記事のチェックと修正:記事を一つずつチェックする。見た目がおかしければ修正が必要
  • プラグインの導入設定:インストール、設定が手動。挙動がおかしくなった場合、修正が必要
  • PHPの修正:移行元サイトのテーマのPHPを改変した箇所を新サイトで全て手動改変。挙動がおかしくなった場合、修正が必要

例えば移行代行サービスを使ったとして、PHPやCSS、プラグインの設定も全てやってくれるなら利用を考えるが、恐らくそこまでは依頼出来ないだろう。
(移転作業の申し込み確認事項に「動作保証はWordPress本体のみとなっております。プラグイン、テーマの動作を保証するものではございません。」と書いてある。)
WordPress移行代行|レンタルサーバーならConoHa WING

PHPやCSSの調整はこれまで膨大な時間を使ってやってきたので、外観や挙動がおかしくなってまた調査や修正するのは実質的に不可能だ。

WordPress移行ツールを試す

サーバー移転で一から設定するのは大変なため、最近はレンタルサーバー側で移行ツールを提供していたりプラグインの移行ツールがあることを知った。
ConoHa WINGでは「WordPressかんたん移行」、wpX Speedでも「WordPress簡単移行」というツールを提供している。
プラグインはAll-in-One WP Migrationというツールが有名だった。

ConoHa WINGの「WordPressかんたん移行」で移行するが失敗

ConoHa WINGで「WordPressかんたん移行」を試した。
ConoHa WINGコントロールパネルで別のテストサイトを立て、今のエックスサーバーのサイト情報を入れて移行が可能かどうか確かめたが、「失敗しました。移行元サイトログイン確認入力形式が不正です。」というエラーが発生してサイト移行が動かず。
移行元サイト二重認証はかけておらず、問題になりそうなプラグインを停止しても動作しない。
容量が大きいと失敗するという情報が多く、画像等が入っているwp-contentのサイズを見たら404MBしかなかった。サーバーレベルの速度だとそこまでネックになる大きさではない。

自分も失敗したが、ConoHa WING提供の「WordPressかんたん移行」ツールはネット上では移行でエラーが出て失敗したという情報が多く見られた。
ConoHa WING提供の「WordPressかんたん移行」での移行は難しそうだ。

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