Darkest Dungeon(ダーケストダンジョン)初級者向けガイド まずは基本知識を抑えよう

Darkest Dungeon(ダーケストダンジョン)初級者向けガイド まずは基本知識を抑えよう

Darkest Dungeon(ダーケストダンジョン)は高難易度のローグライクでストレスゲーとしても話題になった。
筆者はSteam版で270時間以上プレイし、四苦八苦しながら2018年に難易度ダーケストをクリア出来た。
PS4版やSwitch版も発売されたが、普通にプレイしてもクリアがかなり難しく、苦労している人もいると思う。
そこで、これまで調べた情報を「初級ガイド編」・「ヒーロー運用編」・「ボス討伐編」の3回に分けて掲載する。
第1回は初級ガイド編として、ゲームの進め方や注意点などを書く。
(記事中の画像や操作方法はSteam版のものです。)

操作方法

PS4版/Vita版/Switch版の操作方法については日本語公式サイトを参照。

注意書き:DLCエリア「クリムゾンコート(呪われた庭園)」について

最初に、DLCエリアについて注意書きとして掲載する。

DLCエリアのクリムゾンコート(呪われた庭園)が、PS4版などでは最初から有効になっているため、注意が必要だ。
クリムゾンコートに出現する吸血蚊から受ける攻撃で赤の呪い(クリムゾンカース)という病気をかけられる。
赤の呪いにかかるとヒーローがアイテムの「血」を求めるようになり、血がないとヒーローが死んでしまう。
更に、クリムゾンコートの最初のステージをクリアすると、他のエリアにも吸血蚊が出現するようになってしまう。
クリムゾンコートは通常のストーリー進行も困難になるほど凶悪な内容なので、まずはクリムゾンコートなしでプレイし、ゲームに慣れてから挑戦する事をお奨めする。

なお、Steam版の場合は、DLCコンテンツ扱いのため、DLCを入れなければ(有効にしなければ)影響はない。

SteamのDLC有効画面 赤の宮廷・区画・狂乱の色はオフにして開始する

ゲーム開始後の大まかな流れ

  1. ゲーム開始すると、オールドロードという短いダンジョンになり、右へ進むとチュートリアル戦闘が2回ある。
    ここでダンジョンの移動方法や、戦闘でスキルを使う方法を覚える。
    戦闘では攻撃スキルを敵に使ってダメージを与えてHPを0にして倒す。
    敵を全滅させると戦闘が終わりダンジョンの移動画面になる。
    ここでは2回目の戦闘に勝つとダンジョンクリアとなり、村に移動する。ゲームの基本画面
  2. 村に到着する。
    村には色々な機能があるが、最初にやる事は駅馬車でヒーローを2人雇う。

    Steam版ではヒーローの顔アイコンをドラッグして右側に移動させると雇える。
    全員雇うと「駅馬車は無人だ」と表示される。

    雇っている全ヒーローが右側に表示される。
    顔に赤いマークが付いているヒーローはパーティーに入っている状態。
    雇ったばかりのヒーローはパーティーに入っていない。
    領地マップの画面でパーティーに入れることが出来る。
  3. 「出発」を押して領地マップへ移動する。
  4. 領地マップでヒーローをパーティーに入れる。
    「準備」を押して販売所に移動する。
  5. 販売所でアイテムを購入する。購入はお金が必要。
    最低でも松明8・食料8・ショベル1は購入すること。
    「出発」を押すとダンジョンに移動する。
  6. ダンジョンの通路から部屋を移動し、目標(全部屋の90%探索済み等)をクリアする。

    ダンジョンでは何度か戦闘をすることになる。

    ダンジョンの目標を達成するとクリア。すぐに村に戻るかその場に留まるのどちらかを選ぶ。

    報酬画面で得た財宝と家宝が表示される。「進む」を押す。

    経験値の画面になる。「奇癖」が付いたヒーローが表示される。「村に帰還」を押すと村へ戻る。
  7. 村に戻り、施設をアップグレードし、再度ダンジョンに出発を繰り返してヒーローのレベルを上げる。
  8. 最終的にダーケストダンジョンをクリアすることがゲームの目的となる。

ダーケストダンジョンの基本知識

SPONSORED LINK

ヒーローの概要

ヒーローの詳細はこちらへ

ダーケストダンジョンでは特定の主人公は存在せず、村の駅馬車からヒーロー(冒険者)を雇って冒険に行かせる。

ヒーローは無制限に雇えず、28人など上限が決まっている。上限を超えて雇えないため、不要なヒーローは解雇しなければならない。

ダンジョンへは4人のヒーローにパーティーを組ませて行く事になる。ヒーローは様々な特性を持つので、ダンジョンクリアやボス討伐のために最適化した組み合わせを探さないといけない。
ヒーローはダンジョンのクリアで得られるリゾルブEXPで成長する。

トリンケット(装飾品)を二つまで身に付けることで、ステータスを上げることが出来る。
ヒーローは名前と外見の色を変更出来る。

死亡したヒーローは基本的に生き返らないが、イベントでランダムに墓場の死人を復活させるチャンスがある。

ヒーローの種類

クルセイダー(Crusader)
十字軍騎士:前衛キャラクター
レパー(Leper)
没落者:前衛キャラクター
ヘリオン(Hellion)
荒くれ者:前衛キャラクター
マンアットアームズ(Man-at-Arms)
重騎兵:前衛キャラクター
ハイウェイマン(HighwayMan)
追いはぎ:前衛~中堅キャラクター
バウンティハンター(BountyHunter)
賞金稼ぎ:前衛~中堅キャラクター
グレイブローバー(Grave Robver)
墓荒らし:前衛~中堅キャラクター
ジェスター(Jester)
ジェスター(道化師):前衛~後衛キャラクター
ウェスタ(Vestal)
修道女:中衛~後衛キャラクター
オカルティスト(Occultist)
神秘主義者:後衛キャラクター
プラーグドクター(PlagueDoctor)
ペスト医師:後衛キャラクター
アーバレスト(Arbalest)
石弓射手:後衛キャラクター
ハウンドマスター(HoundMaster)
犬使い:前衛~後衛キャラクター
アボミネーション(Abomination)
忌まわしい者:前衛~中堅キャラクター
古物収集家(Antiquarian)
後衛キャラクター
フラジラント(Flagellant)
前衛キャラクター(DLC追加キャラクター)
シールドブレイカー(Shieldbreaker)
前衛キャラクター(DLC追加キャラクター)
マスケティア(Musketeer)
後衛キャラクター(DLC追加キャラクター)

ヒーローのステータスと耐性

ヒーローのステータスと耐性は以下となっている。

ヒーローの詳細画面

ステータス

  • レベル(リゾルブレベル):
    ダンジョンをクリアした時に、リゾルブEXPを貯めることで、ヒーローがレベルアップする。
    レベルが高いヒーローは高レベルのダンジョンに行く事が出来る。
  • 奇癖:
    ダンジョンをクリアした時に、様々な「奇癖」が付く事がある。
    奇癖にはACCやPROTをプラスしたり良い効果を持つものもあるが、「盗難癖」など悪い効果を持つものもある。
  • HP:
    ヘルスポイント(体力)。0になると死亡判定が行われ、失敗すると死亡する。
  • ストレスポイント:
    ストレスを受けると増える。最大は200。ストレス200を超えるとHPが0になり死亡判定が行われ、失敗すると死亡する。
  •  ACC:
    攻撃の命中率。ACCが低いと攻撃が当たらないことが多くなる。
  • CRIT:
    攻撃ヒット時のクリティカル率。クリティカルダメージは最大1.5倍。
  • DMG:
    攻撃ヒット時のダメージ範囲。大きいほど高いダメージが出る。
  • DODGE:
    攻撃された時の回避率。DODGEが高いほど敵の攻撃を回避しやすい。
  • PROT:
    攻撃された時の防御力(ダメージ軽減率)。攻撃を受けたときにPROTが高いと余りダメージを受けない。
  • SPD:
    行動スピード(戦闘の行動順)。SPDが高いと敵よりも早く行動が回ってくる。
  • デスブロー(Death Blow):
    100%からデスブローの値を引いた確率で死亡するかどうかが決まる。
  • トラップ回避率:
    ステータスに表示されていない。ヒーロー毎にトラップ回避率がある。追いはぎ(ハイウェイマン)等はトラップ回避率が高いため、優先的に罠を解除させる。

耐性

  • スタン:
    スタン(行動不能)への耐性率。スタンになると1ターン行動不能になる。
  • 毒(Blight):
    毒への耐性率。
  • 病気(Disease):
    病気への耐性率。
  • デスブロー(Death Blow):
    死亡判定の成功確率。100%からデスブローの値を引いた確率で死亡するかどうかが決まる。
  • ムーブ(Move):
    隊列を変化させるムーブ攻撃への耐性率。成功するとその場に留まる。
  • 出血(Bleed):
    出血攻撃への耐性率。
  • デバフ(Debuff):
    デバフ攻撃への耐性率。
  • トラップ(Trap):
    罠の回避率。追いはぎ(ハイウェイマン)等はトラップ回避率が高いため、優先的に罠を解除させる。

バッドステータス

ヒーローはダンジョンに出現するモンスターとの戦闘や、罠などで傷ついて、バッドステータスになることがある。

バッドステータス

  • 毒(Blight):毎ターン毒ダメージを受ける。薬草やスキルで解消する。
  • 出血(Bleed):毎ターン出血ダメージを受ける。包帯やスキルで解消する。
  • 病気(Disease):ステータスが下がる。療養所で治療する。墓荒らしのキャンプスキルでも解消可能。
  • スタン(Stun):麻痺。1ターン何も行動出来ない。
  • 恐怖(Horror):毎ターンストレスが増え続ける。鎮静剤で解消する。
  • 死の縁/デスドア(DeathDoor):体力0になると即死はしないが、「虫の息」状態になり、ステータスペナルティを受ける。HPが1以上回復すると「虫の息より復帰」状態になる。「虫の息」状態で更にダメージを受けると一定確率で死亡する。

ヒーローのスキル

ヒーローは戦闘で使える戦闘スキルと、キャンプ中に使えるキャンプスキルを持っている。
スキルはダンジョンの中で変更出来ないため、行く前に変更しておく。

戦闘スキル
戦闘スキルは街のギルドで習ったりアップグレード出来る。
スキルは7つまで覚えられるが、ダンジョンでは最大4つまで有効にして使える。スキルの変更は街にいる時にしか行えない。

戦闘スキルと適正距離
戦闘スキルは隊列での適正位置と有効距離がある。
隊列位置によって戦闘スキルが使えるかどうかが決まる。


例えば、上の画像にあるペスト医師のスキル「毒噴射」は、以下の条件で使用可能かどうかが決まる。

  • ペスト医師がいるパーティーの隊列位置が●●●○のときに「毒噴射」が使用可能。
  • ペスト医師が最前列のときは有効な隊列位置にいないため、「毒噴射」は使えない。
  • 敵の隊列の1~2番目の位置(●●○○)にいる敵は攻撃範囲内のため「毒噴射」の攻撃が届く。
  • 敵の隊列の3~4番目の位置にいる敵は攻撃範囲外のため「毒噴射」の攻撃が届かない。

このように全てのスキルには有効な隊列位置と、敵や味方のどの位置にスキル(攻撃)が届くかの有効範囲が決まっている。
また、●は一体の敵に対する範囲を表す。
●―●のように線でつながっている場合は、複数が効果範囲となる。

隊列位置が原因でスキルを使えない場合、行動順で「移動」して隊列を移動する必要がある。
逆に、敵はこれを狙って、隊列を乱すスキルを使ってくる。
戦闘スキルの適正位置を考えて、隊列の順番を決める。

キャンプスキル
キャンプスキルは、ダンジョンでキャンプをした時に使えるスキルとなる。
キャンプスキルは街のサバイバリストで習ったりアップグレード出来る。

キャンプをするには、ミドル以上の長さのダンジョンの部屋で「薪(たきぎ)」を使うとキャンプ画面になる。(ショートの長さのダンジョンでは、薪が支給されないので、キャンプ出来ない。)

キャンプ画面では、食料を食べて体力回復のほか、「時間」を消費してキャンプスキルを使い、様々な効果を得られる。
キャンプスキルで戦闘バフをかけたりストレスの回復などが可能。
キャンプは、通路では行えないが、部屋なら任意の場所で行える。
ダンジョンに入って直ぐにキャンプしたり、ボス部屋の前でキャンプをするなど、状況に合わせてキャンプをしたい。

キャンプに入るとまず食料を幾つ消費するかを選択する。食料の消費数によって、HPとストレスの増減が行われる。

  • 食事なし:
    HP-20%/ストレス15増加
  • 食事2消費:
    HP増減なし/ストレス増減なし
  • 食事4消費:
    HP+10%回復/ストレス増減なし
  • 食事8消費:
    HP+25%回復/ストレス10減少


その後、「休息値」を消費してキャンプスキルを使用する。
キャラクターを選択後、キャラクターの持つキャンプスキルを使うことで、ステータスバフ効果やストレス回復、夜襲防止など様々な効果が得られる。
休息値を0まで使い切らず残した場合は、ストレスが増える。(休息値は0まで使いきったほうが良い。)
キャンプ後は明かりが100の状態になる。


キャンプ後に、一定確率でモンスターから「夜襲」されることがある。
夜襲されると奇襲になり、明かりが1の状態で戦闘になる。
そのため、キャンプスキルで「夜襲防止」のスキルを使っておきたい。
夜襲の戦闘が終わると、明かりは100に復活する。

夜襲を受けた状態 一次的に明かり1になっている

武器レベルと防具レベル
ダーケストダンジョンでは、ヒーローに武器や防具を買って装備させることは出来ず、最初から武器や防具を装備している設定になっている。
ヒーローは武器レベルと防具レベルがあり、鍛冶屋(ブラックスミス)でアップグレードすることで武器レベル、防具レベルが上がる。
なお、武器レベルや防具レベルはトリンケット(装飾品)とは無関係である。

ストレス


ヒーローはダンジョンでモンスターや罠などに遭遇し、ストレスを受けることがある。
ストレスは200が上限で、死亡判定が行われる。

ストレスが100になった場合

ストレスが100に達すると、苦難チェックが行われる。

苦難チェックに失敗すると、「精神崩壊(アフリクション)」の状態になり、様々なバッドステータスが発生する。
精神崩壊になると、ステータスペナルティが発生したり、身勝手な行動を取り始める。
精神崩壊のヒーローはマイナスの発言を繰り返し、他のヒーローのストレスも増加する。
クエスト中は精神崩壊は解消不可能になる。(一部キャンプスキルで解除可能なものもある。)
精神崩壊は村の修道院や酒場で治療することで解消出来る。

苦難チェックに成功すると、「徳(ヴァーチャー)」の状態になる。
「徳」になるとストレスが減り、ステータスパラメーターが上昇する。
更に、「徳」のヒーローが発言すると、パーティーのストレスを下げるなどの効果がある。

まとめると、ストレス100後は以下のように状態が遷移する。

  1. ストレスが100で苦難チェック
  2. 苦難チェックに成功すると「徳」になりステータス上昇
  3. 苦難チェックに失敗すると「精神崩壊」になりステータスペナルティ

ストレスが200になった場合

ストレスが200に達すると、「ハートアタック」になる。

  1. ストレスが200でハートアタック
  2. HPが0になる(「死の縁(デスドア)」状態で「ハートアタック」が発生すると、ヒーローは死亡する)
  3. 「デスドア」のチェック
  4. デスドアチェックに失敗するとヒーローが死亡
  5. デスドアチェックに成功するとストレスが175に減少

ストレスの回復

ヒーローは溜まったストレスを色々な方法で減らすことが出来る。
戦闘中にヒーローのストレス回復スキルによって回復する事が出来る。
ストレス回復スキルはジェスターなど、一部のヒーローが持っている。

ストレスを大きく下げるには、村の施設(修道院と酒場)で治療することで下げられる。
治療中のヒーローはダンジョンに行く事は出来ない。
施設での治療にはかなりお金がかかる。
また、稀にだが施設で治療中のヒーローが行方不明になることがある。

次のページへ

次のページで村の施設の種類を解説

ダーケストダンジョンカテゴリの最新記事