名作ゲーム回顧録:自分的ベストゲーム・オブ・ザ・ライフ

名作ゲーム回顧録:自分的ベストゲーム・オブ・ザ・ライフ
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自分的ベストゲーム・オブ・ザ・ライフを選出する

これまでの人生で麻雀や将棋等のメジャーゲーム、ボードゲームやテーブルトークRPG等のアナログゲーム、そしてもちろんビデオゲーム(TVゲーム)も含め沢山のゲームをプレイしてきましたが、自分にとってベストだったビデオゲームとは何だろうと思い立ち、人生でのGOTL(ゲーム・オブ・ザ・ライフ)を選出しようと思います。
ここでは、アナログゲームは含めずビデオゲーム(TVゲーム)のみ対象とします。

なお、ここ直近2年でのGOTY(Game of the Year)企画では、2015年に最優秀作品該当作なしとしたものの、優秀作品として「Bloodborne(ブラッドボーン)」、「The Witcher 3: Wild Hunt (ウィッチャー3 ワイルドハント)」を選出。
2016年は最優秀作品として「DARK SOULS III(ダークソウル3)」を選出しました。

ゲーム・オブ・ザ・ライフ(ビデオゲーム)ベスト10

ビデオゲームとしましたが、ここでは、対象機種はPCゲームと家庭用ゲーム機(コンシューマー機)でプレイ出来るゲームのみ選出します。アーケードやゲームセンターでプレイしたゲームは含めません。
また、RPGやアクションといったジャンルは絞らずに全ジャンルから選出します。
及び、スタンドアローン・多人数ネットゲーム(MMORPG)といった区別はしていません。

ベスト10 悪魔城ドラキュラ(スーパーファミコン)(英題: Super Castlevania IV)

8方向に放てる鞭を使った攻撃とグラップルアクションが特徴で、数ある悪魔城シリーズ中でも特に好きな作品です。

SFCの機能をフルに使ったステージ構成は秀逸なデザインで、ミニマルでジャズ調のBGMも記憶に残るものばかりです。
2Dアクションのゲームとしては最高傑作のゲームだと思います。

悪魔城ドラキュラ ゲームプレイ(SFC版)※自分のプレイ動画ではありません

ベスト9 ストリートファイターⅡ(スーパーファミコン)

SFC版と書きましたが、本当はゲームセンター版の方をやり込んでいました。
学校にも行かず朝からゲーセンに行き、夜中までひたすら対戦を繰り返す日々。当然SFC版が出たら買って友人たちとプレイ。自分は胴着使い(リュウ・ケン)でしたが、自分一人だけアケコンを買ってプレイしていました。

NEOGEOの「サムライスピリッツ」や「餓狼伝説スペシャル」等も平行してプレイしていたものの、その後は格闘ゲーム熱も徐々に冷めていき、今では全くプレイしなくなりました。

ウルトラストリートファイターII トレイラー カプコン公式(Nintendo Switch版)

ベスト8 F-ZERO(スーパーファミコン)

記念すべきSFCのローンチソフト。もう何度プレイしたか分かりません。
こちらも当時新型ハードのSFCの機能をフルに使ったゲームとなっていました。
最高時速478kmの超高速レースと、ジャンププレートやパワーゲージ等のギミック、L/Rでリアウィングによる方向調整が出来るなど、当時としては画期的なレースゲームでした。
BGMも良曲ばかりでどれも印象に残っています。クラッシュ時の爆発音の怖さも凄かったです。

F-ZEROプレイ映像 任天堂公式(3DS版)

あのジョジョの奇妙な冒険(「スターダストクルセイダース」)にもF-ZEROに似たゲーム「F-MEGA」が登場するほど当時のゲーマーを熱狂させるほど人気がありました。
荒木飛呂彦先生も間違いなくプレイしていると思います。

自分はブルーファルコン使いで最も得意なコースは地獄のコースと呼ばれるFIRE FIELD(ファイア・フィールド)でした。
その後、NINTENDO64でもF-ZEROの続編(F-ZERO X)が出ましたが、こちらはそれほど面白くありませんでした。

ベスト7 ラプラスの魔(PC8801版等)

ラプラスの魔は「ウィザードリィ」のシステムをベースにしたRPGで荒廃した館や広大な城を探索し超常現象の原因を探るホラーゲームです。

ラプラスの魔 ゲームプレイ(X68000版)※自分のプレイ動画ではありません

システムとしてはテーブルトークRPGの「クトゥルフ神話TRPG」を元にした恐怖からの発狂を再現しており、精神力がなくなるとパーティーメンバーが発狂して逃げ出し、そのメンバーは館の中で狂人となってさ迷うなど、恐ろしいシステムが数々搭載されていました。
また、マップも罠や隠し扉、謎解き等のギミックが散りばめられ、非常に難度の高いゲームでした。
このゲームが出た当時は、今のようにネットやWiki等の情報源はなく、雑誌から情報を得るか、プレイしている知り合いに聞くか、または自分で攻略方法を探さないといけませんでした。何度も全滅しつつ自分でマッピングしてクリアした記憶があります。
さすがにリメイクバージョンが出ることはないでしょうが、当時を遊んだ(苦しんだ)プレイヤーとしてはグループSNEにはぜひリメイクを出して欲しいです。

ベスト6 真・女神転生(スーパーファミコン)

ファミコン版の「デジタル・デビル物語 女神転生II」と迷いましたが、自分にとっては「真・女神転生」の方が衝撃的だったので、こちらを挙げます。

「女神転生II」も世界観、システム、BGMとも完成したタイトルでしたが、SFC版の「真・女神転生」ではアトラスが更にシステムと世界観に手を入れ、今の真・女神転生ナンバリングタイトルの原型がこのタイトルで完成しました。
悪魔との会話、悪魔合体システム、仲魔との戦闘、属性の異なる仲間や悪魔との対立、世界を左右するヒロイックなストーリー、BGM。
システム、世界観とも非常に高いオリジナリティを有しつつ完成されている類まれなゲームだと思います。

このタイトルが更に、3DSでリメイクされ、また新型ハードのNintendo Switchでも新作が予定されているのはうれしいです。
今後も真・女神転生はゲーム史に名を残し続けてほしいです。

今回は挙げませんでしたが、「真・女神転生デビルサマナー」(セガサターン)、「デビルサマナー ソウルハッカーズ」(セガサターン)も個人的に非常に好きなタイトルです。

ベスト5 Diablo III Reaper of Souls ハードコアモード(PC/MORPG)

DIABLOについてはⅠ、Ⅱ、Ⅲ、RoSとほぼ全シリーズをプレイしていますが、ここではReaper of Souls(RoS)を挙げておきます。

Diablo III: Reaper of Souls トレイラー 公式

DIABLOⅢはファンにとっては当時待望の新作タイトルでしたが、オークションハウスという、ゲームの根幹を成す”ハクスラ”を否定するようなシステムが入れられており、そのせいでかなりの不評でした。
その後オークションハウスは閉鎖され、アイテムをゲーム内でのみゲットする通常の方式に戻りました。
(但しキャラクター単位では交渉すればアイテムの授受は可能でしたが。)

RoSは、普通にプレイする分にはいわゆるクオータービューのディアブロ型アクションゲームでそれほど目新しさはありませんが、ハードコアというモードにハマリ、ハードコアモードだけでプレイしていました。
普通のモードではキャラクターは死んでもスタート場所で復活するだけですが、ハードコアモードではキャラクターがゲームで死んだら、キャラクターがデリートされ最初からやり直しになります。
そのシビアさとマゾさから、何度も何度もやり直しては死にを繰り返していました。

Diablo III RoSある日の死亡記録

自分はほぼ仲間内でなくソロの野良プレイ専門でプレイしていましたが、ソロの野良だと仲間がいないため、不測の事態が起きてもキャラクターを守ってくれる人は誰もいません。
そのため危機管理が非常に重要になります。
例えば、モンスターMobを溜めてMPKする外人等にいつ出会うか分からず、 出会ったら即座に逃げたりゲームをクローズ出来るように準備しておく必要があります。
ゲームに入るときも、ミスったら死ぬかもしれないという緊張感で溢れており、最早ゲームを楽しむとは言えないレベルでした。
しかしそのヒリヒリするような感覚が病みつきになり、数年に渡ってプレイしていました。

ベスト4 Dragon Age:Origins(ドラゴンエイジ オリジンズ)(PC)

ドラゴンエイジ オリジンズはスタンドアローンのファンタジーRPGとしては自分がプレイした中では最高傑作だと思います。

Dragon Age: Origins ストーリートレイラー 公式

ドラゴンエイジ オリジンズ プレイ回顧録 ※ネタバレ注意

ドラマティックなストーリーと複雑なシナリオ分岐、大量の台詞とそれらに当てられたボイス、男女の恋愛要素、ビルド要素、ダンジョンの表現の美しさ、難易度の高いシビアな戦闘とゲームを構成する要素が非常に高い次元でまとまっている傑作です。
シリーズ作品の「Dragon Age: Inquisition」(ドラゴンエイジ:インクイジション)すらオリジンズの域には到達していないと思います。

ベスト3 Ultima Online(ウルティマオンライン)(PC/MMORPG)

UO以前にも幾つかのオンラインゲームをプレイしたことがあり、自分にとってこれが初オンラインゲームではなかったものの、ゲームに入ってその自由度には圧倒されました。
何しろ回復アイテムの包帯すら自分で羊の毛を切って羊毛を刈り、洋裁店の糸車にかけると包帯を作ることが出来ます。
家も土地があれば建てることが可能で、人気のあるサーバーでは土地がなく家を建てるための土地の奪い合いや管理されていない家の腐り待ちといったことも行われていました。

ウルティマオンラインMUGENシャード攻略法まとめ

最初は右も左も分からず、知り合った人たちのギルドに入らせてもらい、基本的な知識を教わり、徐々に世界を自分の足で旅するようになると、今度は仲のいい数人と毎日つるんで遊ぶようになり、毎日様々な企画を考えてはゲームで行っていました。

PKにもやられまくり、PKとPKKの乱戦に割って入ったりしてPKerの人たちとも仲良く(?)交流していました。
オンラインゲームとしては規模やシステムの複雑さも当時は群を抜いており、対人戦闘、犯罪フラグを抜け道にした巧妙なPK、本格的なギルドの運営、家の建築といったオンラインの要素の数々が、恐らくUOが史上初だと思います。
そのうち対人に興味が出てきて、下手にも関わらず、WARギルドに入り、会社から帰ったら派閥WARに朝方まで明け暮れるという日々を繰り返し、リアルはボロボロになりましたがそれでも楽しい思い出です。

ベスト2 Bloodborne(ブラッドボーン)(PlayStation®4)

フロム・ソフトウェアのアクションRPGとしてはダークソウルⅡ、ダークソウルⅢ、とこの「ブラッドボーン」をプレイしていますが、この3作ではやはりブラッドボーンが一番思い入れがあります。

システム的には、ダークソウルの方が良く出来ていると思いますが、ブラッドボーンはダークソウルをベースにしつつも要素を削ぎ落としてスピードとゲームテンポを上げ、そこにクトゥルフ神話をベースにゴシックホラーの味付けをし、唯一無二の世界観とゲーム性を構成した傑作アクションRPGに成っていると思います。

アクション的に特筆すべき点は、ダークソウルのパリィから、銃パリィに仕様を変え、盾防御がない(厳密にはあるが効果が高くない)代わりに、一か八かの銃パリィで、一発逆転を狙えるシステムが非常に斬新だと思います。
武器の変形システムも一つの武器で複数のアクションが行える面白いアイデアです。

RPGとしてキャラクターを成長させることは出来るももの、アクションとしては非常に難しく、特にボス敵が異常に強いことが特徴で、DLCのボス「ルドウイーク」と「ローレンス」については、本当にこのゲームはクリア出来るように作ってあるのか?と何度も心が折れかけながらクリアしました。

醜い獣、ルドウイーク攻略 ※ネタバレ注意

オンラインプレイも、ソロ志向の自分にしてはよくプレイした方だと思います。

残念ながら、今年のE3等でも続編の話がありませんでしたが、今最も続編を希望したいゲームです。

ベスト1 LOST ONLINE REBIRTH(ロストオンライン・リバース)(PC/MMORPG)

Ultima Onlineに入らなくなって数年経ち、たまたまゴールデンウィークの連休中にプレイしたMMORPGの2Dアクションゲーム「LOST ONLINE」にドハマリし、そのまま通算4年以上をプレイすることになりました。

ウルティマは無料ではなかったものの、ゲームタイムというカードを購入すれば一月1500円等継続プレイ出来るシステムで、課金については全くする必要はありませんでしたが、この「LOST ONLINE」ではデスペナが非常に厳しかったため、毎日のプレイ時間で少しでも進めるため、本格的に課金し始め、最終的に数10万以上課金しました。
100万には届きませんが、かなりの金額をこのゲームの仮想通貨「Mint(ミント)」の購入に費やしていました。

しかし、それほど夢中になってハマるくらい、アクションゲームとしては他に例を見ないシステムでした。
「ジャンプで攻撃を回避出来る」「ジャンプすると持久力が減るのでドリンクで回復する必要がある」「攻撃の着弾地点のみにダメージ判定がある」といったシビアな仕様は対人戦闘に絶妙なバランスをもたらしており、夢中になって対人戦闘を練習していました。
下手ですが毎週末の連合戦(大規模対人戦)も毎週楽しみに出ていました。

正にリアルを捨て廃人のようにゲームをプレイしたのは自分の中ではこの「LOST ONLINE」だけだと思います。
そういう意味では非常に思い出深いゲームです。
末期は不正ツールの蔓延と運営の怠慢で駄目になったゲームですが、それでもMMOでこれをやろうと思ったアイデアは凄いと思います。
「LOST ONLINE」は先ごろ、運営のMGAMEがサービスを終了すると発表しましたが、また別の会社でサービスを復活してもらいたいタイトルです。

本稿の終わりに

やはりジャンルを絞らないと余りにも数が多すぎて決めきれないという部分がありました。
人生を振り返ると、ひたすらゲームだけをプレイした人生だったと思います。
今後、自分の人生の中で、これまでプレイしたゲームを超える凄いゲームが現れるかどうか?
それを期待しつつ、今日もゲームをプレイしたいと思います。

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