ゲームレビュー ダマスカスギヤ東京始戦HDEdition「PS4としては習作レベル 今後に期待のリアルロボット系アクション」【PS4】

ゲームレビュー ダマスカスギヤ東京始戦HDEdition「PS4としては習作レベル 今後に期待のリアルロボット系アクション」【PS4】

2017年2月22日にPlayStation®Storeで配信を開始した『ダマスカスギヤ東京始戦HDEdition』を購入し、シナリオ「東京始戦」SSランクまでクリアしたためゲームレビューを投稿します。


(画像掲載元:ダマスカスギヤ東京始戦公式サイト)

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レビュースコア

ダマスカスギヤ東京始戦HDEdition 35点(/100点)

総評

筆者は『装甲騎兵ボトムズ』ファンでリアルロボット系のアクションゲーも非常に好きであるため、ティザー動画を見て購入した。(購入はPlayStation®Storeのみで価格は1800円。パッケージ版は販売なし。)

ダマスカスギヤ東京始戦HDEdition ティザー動画

ゲーム自体は元々PS Vitaで発売されていたタイトルをPS4に移植した内容となる。シナリオを一通りクリアしたが、現状では全てにおいてPS4で出すには厳しいレベル。
SSランククリアまでの時間が1~2日程度とはいえこの内容では1800円でも高すぎると感じる。
ただ、機動戦士ガンダム バトルオペレーション2等を除き、こうした「リアルロボット路線」のアクションゲームはPS4では少数派であることから、ゲーム自体をPS4でリリースされた事には評価したい。
メーカーの方には今回は「習作タイトル」と位置付けて頂き、今後はPS4のユーザーを満足させるに足るアクションゲームを作って貰いたい。

ドックで兵装を変えているシーン。実際には手に入れた最強の武装に換装していくだけで試行錯誤の余地は少ない。

敵と交戦を開始。本ゲームではレーザーが強力なためほとんどの敵に対してはレーザーを使う。

マップ画面。数パターンしかなくミッションでは使い回し。マップ内では『装甲騎兵ボトムズ』のローラーダッシュのようなスピーディーな移動が可能。

ブリーフィング画面ではミッションの内容やクリア条件が説明される。

オペレーターのミライからの指示。

その他の評価点

Good Bad
  • クォータービューでのロボットカスタムアクションというアイデア。
  • 移動速度が速い。アクションもきびきび動く。
  • ボイスこそないが、キャラクターがおざなりにはなっておらず、むしろ4課の各キャラクターの関係や特徴付け、台詞の一つ一つに力が入っている。
  • 基本はレーザーの超威力とリペア回復でごり押しする回復ゲーだが、高ランクではレーザーで一撃死するため単純なごり押しゲーではない。
  • あらゆる点で練り込み不足でPS4ゲームとしてみると厳しい。
  • カスタムは一応出力値以内というレギュレーションだが基本は強い攻撃力や防御力のパーツや武器を付けるだけ。
  • マップは数パターンしかなく敵の配置もボス敵が出る場所も大体同じ。
  • 人物や文字が大き過ぎいかにも携帯機から移植しましたという画面のため不自然。
  • 味方のAIが弱く直ぐに死ぬ。特に護衛系任務は味方が地雷を数回踏んでも失敗するため難しい。
  • 成長や強化要素がなく強さが完全に装備に左右される。
  • レーザーを撃つと画面が処理落ちする。

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