ゲームレビュー 剣の街の異邦人「ハードコア要素は薄くハクスラゲームとしても微妙」【PC】

ゲームレビュー 剣の街の異邦人「ハードコア要素は薄くハクスラゲームとしても微妙」【PC】

PC版『剣の街の異邦人』の一週目をクリアしたのでレビューを上げる。
【変更履歴】2020/3/30 新レビュー形式に合わせてリライト
【変更履歴】2020/4/15 新作DRPG『黄泉ヲ裂ク華』への期待を込めて点数を4点から5点に修正

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レビュースコア

ゲームタイトル スコア ランク 評価観点

剣の街の異邦人

5

D

  • インプレッションは普通とつまらないの中間
  • 凡作寄り
  • 購入前の期待値より下回る
ダンジョンRPGがプレイしたくなり購入した。エクスペリエンス作品についてはこのゲームが初プレイとなる。
プレイ中は攻略の最適化や強敵のボスにかなり苦労して進め、最終ボスがどうしても倒せず最後は攻略法を見て1周目をクリアした。
ゲームを客観的に見ると、ストーリー・ダンジョン・ハクスラなどシステムの核になる部分が弱く、ボス戦が面倒なだけのゲームという印象が強かったものの、プレイしている最中は転職やパーティー考察、ボス攻略に頭を悩ませる時間が楽しくもあった。
2020年に発売されるエクスペリエンスの新作であるディストピア・ダンジョンRPG『黄泉ヲ裂ク華』への期待を込めて5点とした。

レビュースコアの採点方法については以下リンクを参照。

ゲーム情報サイトIGN JAPANのレビュースコア形式が2020年2月1日から改定されるとアナウンスがありました。丁度自分も同じタイミングでこのサイトのゲームレビューの方式...

ゲーム紹介トレイラー動画

総評


ダンジョンのオート移動や、(ターンごととはいえ)戦闘オートバトルがあるため、プレイヤーの作業が省力化されているのは評価出来る。
しかし、それ以外に挙げられる魅力が乏しいゲームと言える。

ストーリー的には、搭乗していた旅客機が墜落し異世界に降り立った主人公という異世界ファンタジー物でよくある設定だが、逆に言えば魅力的な登場人物や謎を配してストーリーを練る余地は十分にある。 しかしながら、このゲームには主要なNPCは少なく印象に残るイベントは「○○○(ネタバレのため名前は載せない)の叛逆」くらいしかない。
ストーリーイベントは唐突なものばかりで起伏に欠け数も少ない。

シナリオについては、(2周目は自分はプレイしていないので判らないが)1周目に関してはフラグ進行に従い破滅と決裂への道をひた走るのみで、プレイヤーが介入できる要素はないのではないか。

イラストには力が入っているが、世界観がそれについて来れていない印象だった。

戦闘システム自体は、敵も頻繁に隊列を入れ替えたりし、敵を後列に押し込めたままレンジ攻撃で倒すといった戦略もあり一定の評価は可能だが、「待ち伏せ部屋」のシステムは余りにもつまらない。

ハクスラを謳っている理由がこの「待ち伏せシステム」だが、肝心のドロップアイテムに余りにも期待がない。
ほとんどは「+」に数字の付いた効果だけで、後は精霊やアンデッド等敵のタイプによって効果があるくらいの程度だ。
アイテムに変わった効果や面白い効果を持つものは全くない。
アイテムのイラストが無いため、世界観に感情移入できる要素も皆無である。

総括すると、このゲームはハクスラ好きのコアゲーマーをターゲットにしていると思うが、その割りにはハクスラの魅力というにはやや薄い印象だ。

その他の評価点

高評価の項目 低評価の項目
  • 目的地までのオート移動等の作業省力化。
  • 敵に合わせて適宜戦術を変える必要がある。(例:敵を奥に押し込めたままレンジ攻撃で倒す)
  • バストアップのグラフィックがゴシック風で雰囲気がある。
  • Wizardryクローンの構築に真摯に取り組んだ印象はある。
  • NPCキャラクターのキョウが絡むイベントは面白い。
  • BGMの雰囲気が良い。
  • 戦闘ログが表示される。
  • オートバトルシステムにも関わらず「オートバトルする」という選択を毎ターン入力する必要があるのは面倒。
  • 待ち伏せシステムが単調で面白さに欠ける。ドロップアイテムも期待出来るほどは発生しない。
  • ハードコアゲームとしての「売り」だった「生命点」のシステムは容易に回復が可能なため、ハードコアと呼ぶ程の要素ではない。
  • ダンジョンの構造的には、どれもスケール感は狭く階層は少ない。ダンジョン自体の数もそれほど多くはない。

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