ゲームレビュー 剣の街の異邦人「ハードコア要素は薄くハクスラゲームとしても微妙」【PC】

ゲームレビュー 剣の街の異邦人「ハードコア要素は薄くハクスラゲームとしても微妙」【PC】

PC版剣の街の異邦人の一週目をクリアしたのでレビューを上げる。

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レビュースコア

剣の街の異邦人

40点(/100点)

総評


ダンジョンのオート移動やターンごととはいえオートバトルがあるため作業が省力化されているのは評価出来る。
しかし、それ以外に挙げられる魅力が乏しいゲームと言える。

主要なNPCは少なく、印象に残るイベントはキョウの叛逆くらい。
パーティーのユニットも、自分でクリエイトするので、「弱いけどこいつのイベント好きだから思い入れがある」とかということは一切なく、ただ戦力的な都合で第1パーティーと予備パーティーのメンバーを用意するだけ。

では、いわゆるWizゲーのプレイとして、無機質でブラックジョークの効いたWizクローンかというと、それもまた違うというか・・・
ダンジョンがどれも狭く、階層は少なく、数も少なく、イベントも余りなく唐突なものばかりで起伏に欠け、全体的に面白みに欠ける。

シナリオについても2周目は自分はプレイしていないので判らないが、1周目に関してはフラグ進行に従ってただ破滅と決裂への道をひた走るのみでプレイヤーが介入できる要素はない。

イラストには力が入っているのに、世界観がそれについてこれていない、シナリオがスカスカ、NPCの印象なしというのが一番の問題であると思う。

戦闘システム自体は、敵も頻繁に隊列を入れ替えたりし、敵を後列に押し込めたままレンジ攻撃で倒すといった戦略もあり、一定の評価は出来ると思う。

ただ、待ち伏せ部屋のシステムは余りにもつまらない。
ハクスラを謳っているのが待ち伏せシステムだが、肝心のドロップアイテムに余りにも期待がない。ほとんどは+に数字の付いた効果だけで、後は精霊やアンデッドに効果があるくらいの程度。アイテムに変わった効果や面白い効果を持つものは全くない。
ドロップアイテムがこれほどつまらないゲームもない。
しかも、アイテムのイラストすらないので感情移入できる要素は皆無である。
WizやDiabloのようにハクスラの麻薬に取り付かれるというには程遠い。

結局、シナリオ、NPC、ダンジョン、ハクスラなどシステムの核になる部分が弱くただボス戦が面倒なだけの印象のゲームだった。

その他の評価点

Good Bad
  • 目的地までのオート移動等の省力化。
  • 「敵を奥に押し込めたままレンジ攻撃で倒す」等敵に合わせ戦術を変えないといけない。
  • バストアップのグラフィックがゴシック風で雰囲気がある。
  • Wizクローンの構築に真摯に取り組んだ印象はある。
  • NPCキャラクターのキョウが絡むイベントは面白い。
  • BGMの雰囲気が良い。
  • オートバトルシステムにも関わらず「オートバトルする」という選択を毎ターン入力しないといけないのは煩雑。
  • 待ち伏せシステムが単調で面白さに欠ける。ドロップアイテムも期待出来るほどは発生しない。
  • 登場人物・シナリオ・ダンジョン・世界観等ゲームを構成する要素が薄く柱と呼べるものがない。(一周目クリアで判断。二周目は不明。)
  • ハードコアゲームとしての「売り」だった「生命点」のシステムは容易に回復が可能なため、ハードコアと呼ぶ程の要素ではない。
  • ハクスラゲーだがダンジョンやアイテムの魅力が薄いのは致命的。

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