PS4ゲームレビュー 戦場のヴァルキュリアリマスター「侵略戦争への抵抗と純愛を革新的なシステムで描いた良シミュレーション」【評価・感想】

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PS4版「戦場のヴァルキュリア リマスター」をストーリークリアしたので総評とレビュースコアを掲載する。

戦場のヴァルキュリア リマスター 新価格版 - PS4
セガゲームス (2018-01-18)
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レビュースコア

戦場のヴァルキュリア リマスター

75点(/100点)

良ゲーム。一度はプレイする価値あり。ライトなシミュレーションゲームなので、万人にお奨め出来る。

総評

オリジナリティ、ストーリー、シミュレーション部分、ユニット行動部分、ムービーカットシーンなどが高い次元でまとまった一作。
俯瞰画面でシミュレーション的なユニットの配置をして実際の行動はTPSで行うという、一見難しそうなことをBLiTZという技術で実現している。この点でオリジナリティは非常に高い。
また、全体的に淡い色彩で色づけされた世界観でこちらはCANVASという技術を用いて戦車と歩兵の戦争を描いていることも印象深い。
キャラモデリングは若干古い感じだが、この世界観にはよく合っている。

ストーリーは侵略戦争への抵抗と純愛を絡めて描いているが、それだけではなく人種差別や人の死も描いているため、大人のプレイにも耐えるものとなっている。
但しご都合主義の面もあるため、人によっては青臭いと感じる部分もあるだろう。

個人的にはTPS部分でのユニット行動画面での、「迎撃」の仕様が秀逸だった。
迎撃の要素があるため、単純にユニットを敵陣に向けて動かせばいいというものではなく、TPS操作画面できちんと遮蔽物に隠れたり、戦車を盾にしながら如何に敵の銃撃を防ぎながら敵陣に到達したりステージの目標を達するかという深みが出た。

その他の評価点

Good Bad
  • BLiTZやCANVASなどのオリジナリティ要素でこれまでにないシミュレーションゲームとなっている。
  • 「迎撃要素」があるため安易な位置取りや行動が出来ず、頭を使うプレイが必要となる。
  • セーブ、ロードが早い。
  • バグがない。(プレイ時間40時間でバグ動作なし)
  • 戦争での仲間の死や人種差別が描かれている。
  • クリア後の周回要素がある。
  • ストーリーが一本道で分岐がない。
  • 敵AIが若干頭が悪い。(味方がいるのに攻撃せず土嚢を上がったり降りたりするなど。)ただ、全体的にはステージの目的設定の厳しさなどもあり、一周目でも楽勝という感じではない。AIについても、味方拠点にユニットを配置せず放置していると敵ユニットが制圧に動くなど、ゲームの仕様は抑えている。
  • ユニット毎に性能が顕著。特に偵察兵は弱すぎ、余りにも使いどころがなさ過ぎる。
  • ユニットは結局CPが溜まるリーダーを中心に使うことになるため、個性を出しづらい。シミュレーションゲームだがそもそも数値的に重視する(悩む)部分が余りない。結局突撃兵何人、対戦車兵何人という考え方になる。
  • 鹵獲や褒章でもらう武器の性能が微妙。
  • 敵のターンの行動が長い。そのため敵ユニットが多い後半のステージはクリアに非常に時間がかかる。
  • オーダーやポテンシャル発生時のアニメのカット、ムービーのカットが一切出来ない。
  • 死亡の概念があるゲームだが、ムービーなどの関係でリーダーユニットは死んでも撤退のみ。
  • 逆に、死亡の概念があるせいか、リーダー以外のサブキャラは一切ムービーやカットシーンに登場しない。(生還するか死亡するかはプレイヤー次第のため、ムービーで登場していると矛盾が生じるため。サブキャラ毎にその矛盾を処理する判定を入れていたら膨大な処理になるため、サブキャラは一切ムービーに登場しない。)その埋め合わせか、遊撃戦闘や一部の追加シナリオではサブキャラが主人公のものがある。(続編の4ではムービーシーンにもサブキャラが積極的に登場するようになりある程度緩和。また隊員断章でよりサブキャラに焦点が当たるようになった。
  • ユニット毎の特徴は兵科以外はポテンシャルのみで個性がほとんどない。そのため訓練、開発もレベルアップしたり最強装備を作っていくだけで作業要素が強い。戦車のみ、パーツをどのように配置するかという面はあるが、それほど大きな差は出ない。同じ兵科でも個性が出せるよう、もっと細かく数値を設けたほうが良かった。但し細かすぎるとライトユーザーに不評になるので、今の内容で妥協したようにも見える。
  • 戦車>歩兵>対戦車兵>戦車・・という三すくみ構造で成り立っているゲームなので仕方ないが、戦車の後方のラジエーター部分が弱点丸出しなのが間抜け過ぎる。ボスキャラのイェーガーの戦車のように弱点を装甲で覆う敵もいるが、基本的に裏に回って対戦車砲を当てれば戦車を一撃で葬れてしまう。この程度で破壊されてしまう兵器を戦場の主力として投入するのは世界観としてどうなのかという疑問が拭えなかった。
  • ユニットを動かす前にグレネードや狙撃兵の残弾があるのかどうかが分からない。(続編の4では弾がないアイコンが表示されるためある程度改善)

Tips

これからプレイする人のためにヒントやTipsを掲載する。
ネタバレが気になる方は、以下の参照をお控え下さい。

兵科

  • 偵察兵
    移動力が高く、隠れている敵兵を発見できる。
    偵察兵にしか出来ない行動がないため、兵科の中では優先順位は低い。
    攻撃力と体力ともに低く使い辛い。
    11LVから偵察猟兵にクラスアップする。高く打ち上げて範囲ダメージになる榴弾が使えるようになるので多少使いやすくはなる。

  • 突撃兵
    移動は普通くらいだが攻撃力と体力が高いので拠点を押さえるのに強い。
    攻撃する時の弾の数も多い。
    11LVから突撃猟兵にクラスアップする。火炎放射器に似た武器が使えるようになる。
    土嚢に隠れている敵は銃だとダメージがほとんど通らないが火炎放射器で削れる。

  • 狙撃兵
    移動は少なく体力も少ないが長射程から敵を攻撃出来る。
    但し1ターンに1発ずつ攻撃で外すことも結構あるので使い勝手は難しい。
    11LVから狙撃猟兵にクラスアップする。

  • 対戦車兵
    対戦車専門の兵科。
    移動は少なく、HPは普通くらい。
    対歩兵用の戦闘は出来ないので単独で前線には出せず突撃兵などのフォローが必須。
    対戦車には強くジェネレーターに攻撃すると一撃で破壊出来る。
    但し携行出来る弾は3発しかないので、支援兵による補給がないと直ぐに前線ですることがなくなってしまう。
    結果的に、対戦車兵の運用には突撃兵と支援兵が必要という形になる。
    また地雷や爆撃に強い。
    11LVから対戦車猟兵にクラスアップする。

  • 支援兵
    移動力が高くHPや攻撃力は低い。
    エンジニアツールで戦車の回復、対戦車兵やグレネードなど弾の補給、といった兵站を担う。
    また、地雷を取り除くことが出来る唯一の兵科。
    このゲームでは非常に重要な兵科。
    11LVから支援猟兵にクラスアップする。

  • 戦車
    兵科ではなく部隊に1台(エーデルワイス号)しかない。
    装甲が厚く対歩兵には絶対的な強さを誇る。
    対戦車戦、対歩兵戦のほか、味方の歩兵の壁役としても利用出来る。
    ヴァルキュリア人の攻撃に対してもダメージを受けない。
    他の兵科と同じく兵装を開発して装備出来る。
    但し訓練でレベルを伸ばすことは出来ない。
    戦車がいる戦場では「オーダー」が使える。
    戦車を破壊されたら作戦失敗になるため、支援兵で戦車のHPを回復しつつ運用する。
    初期はエーデルワイス号のみだが、エピソード11くらいから小型戦車のシャムロック号が使える。
    シャムロック号も車体やパーツの開発や整備が可能。

5章クローデン森の戦い(敵の補給基地を叩け)攻略法

南のメインルートに戦車に支援兵一人を配置。(いなくてもいい。)
北の獣道に支援兵と突撃兵を配置。(こちらがメインの攻撃部隊になる。)
地雷は支援兵が近付いて除去。獣道の先に対戦車砲があるため獣道を先に攻略する。
先行しすぎて補給基地に入ると敵将軍が出てくるため、二つの基地を占領するまでは入らない。
獣道で対戦車を破壊して拠点を確保。
そこから狙撃兵、対戦車兵、突撃兵を出してメインルート上にある基地を攻略する。

メインルートの拠点も押さえたら、高台の対戦車砲を攻略する。
対戦車砲は、戦車の砲撃か対戦車兵の攻撃で破壊する。
対戦車砲を破壊したら戦車を押し上げて敵の基地前に張り付く。
基地に入ると敵将軍の戦車が出てくるのでこちらも支援兵で戦車のHPを保ちながら戦車が破壊されないようにする。
味方戦車が破壊されたらその時点で負けるため。

戦車は1ターンでHP700まで減らされるがそれ以上攻撃してこないので、支援兵でMAXまで回復させれば戦車が破壊されることはない。
敵戦車に味方戦車を攻撃させている間に味方を押し上げる。
突撃兵に敵基地の一番奥の拠点に攻撃をかける。
最後の拠点は3人守っているが、全力防御のオーダーを出しておけば簡単には倒されないので、後は人数とCPを貯めてのごり押しで勝てる。
敵戦車を破壊しなくても拠点を占拠すれば勝ちなので突撃兵が倒されなければこちらの勝ち。

7章バリアスの決戦『砂漠のマクシミリアン戦』攻略法

敵巨大戦車が進行して来る。その数ターン後に敵の援軍が来る。
かなりクリア条件が厳しいステージだが、ポイントを抑えればクリア可能。
対戦車兵をLV8にしてオーダーの「全力破壊」(対戦車ダメージ増加)は必須。

  • 配置
    CPを稼ぐためアリシア、ラルゴ、ロージーを出しておく(リーダーはCPがプラス1)
    対戦車兵は「戦車の敵」「更なる一発」のポテンシャルがある者を優先して出撃(対戦車槍の残弾が増えることがある)

    南側に突撃兵X1、対戦車兵x1~2、支援兵X1
    北側は配置不要

  • 作戦
    南側の突撃兵で敵狙撃兵を倒しつつそのまま北方面の敵ににらみをきかせておく。
    自分のターンではCPを使わず、敵のターンの行動の迎撃だけで敵を倒す。

    その他の戦車兵で敵戦車の機関銃座を破壊する。
    オーダーの「全力破壊」などを使って機関銃座を数箇所破壊するとCPは消費するが弾の無駄なく戦車に大ダメージが入る。
    機関銃座の死角になるような位置から攻撃すれば迎撃されずに攻撃出来る。
    機関銃座を全て破壊しておく。
    戦車は一旦、邪魔にならない位置(北の奥など)に引っ込んでおく。

    ①破壊できる遺跡残骸(縦に突き刺さっている壁が倒せる壁。横になっている壁は攻撃しても耐久度が減るだけで倒れない。)
    ②味方の南西側拠点の一番近く
    ③東南側に一箇所
    ④狙撃兵が立っている近くの壁の西側
    ⑤一番東(奥側)に近い壁二つ

    上記の5箇所破壊できる壁(遺跡残骸)が2箇所あるので戦車か対戦車兵の攻撃か歩兵のグレネードで破壊。
    (倒れる壁は一撃で破壊できる。ダメージが発生する壁は倒れないので攻撃しても無意味。)

    これで敵戦車が通る時に主砲を使うので1ターン足止めする。
    主砲を使った後ラジエーターが出現するのでラジエーターを攻撃する。

    ラジエーターは左右と後方に3箇所ある。
    対戦車兵で機関銃座を破壊しながら戦車の左右と後ろに取り付いて梯子を上りラジエーターを破壊する。
    ラジエーターが開くのは主砲を使った次の自分のターンだけなのでそのターンに全てをかけて攻撃しなければいけない。

    ラジエーターを1基破壊すると引っ込んでしまうのでまた主砲が発射されるの待たないとラジエーターには攻撃できない。
    対戦車兵だとラジエーターの破壊に時間がかかるが、歩兵のグレネードだと一撃で破壊出来るので、対戦車兵は機関銃座を破壊した後は基地から一旦後方撤退しておき、支援兵のグレネードでラジエーターを破壊する。
    ラジエーターを3基破壊すると敵戦車本体への攻撃になる。

    1ターン目、2ターン目で倒せる壁を破壊して倒しておく。
    1ターン目、2ターン目は機関銃座の破壊に専念する。

    機関銃座は正面は放置して左右と後ろだけ壊す。(ラジエーターに近付くときに攻撃される箇所だけ壊しておく。)
    遺跡残骸を破壊するのは3ターン目か4ターン目にする。

    3ターン目:主砲発射後ラジエーター出現
    敵戦車は2番目の基地を潰した後、東の一番奥の基地を目指す。
    基地の前に壁があるので、その壁を破壊する時に一発主砲を打つので、このときにラジエーターの破壊のチャンスがある。
    但しそこまで戦車が来ているとセルベリアが戦車の側まで来ているので味方も全滅の危険がある。
    ラジエーターを二つ破壊した後くらいにセルベリアが出現する。
    セルベリアは敵戦車の側で味方を迎撃してくるので死傷者が出る。

    味方戦車はセルベリアが出てきたら、セルベリアの前に壁になるように位置取りする。
    敵の兵を倒しつつセルベリアの前で壁になるようにして味方への攻撃を防ぐ。
    (セルベリアの攻撃も戦車には通用しない。)
    セルベリアは位置取りをし直して攻撃するということはしないので、セルベリアの前に陣取った味方戦車の位置取りも変更しなくて良い。
    後は、カットシーンで敵戦車への破壊命令が出たら対戦車兵を出して攻撃されないように壁伝いに進みながらオーダーで戦車へのダメージを増やして敵戦車を攻撃して倒すとクリア。

18章マーモット甲板上 攻略法

陸上戦艦マーモット上での戦い。
マクシミリアンを倒せばクリアだが、甲板上にあるオブジェクト(タワー)も攻撃を仕掛けてくる。
タワーは突撃兵の攻撃でも壊せるが、装甲タワーは壊せなかったので、対戦車兵の攻撃2発当たれば壊せる。
タワーと装甲タワー合わせて7箇所を全て壊せばマクシミリアンへの攻撃が可能になる。

マクシミリアンは毎ターンCP2を消費して移動と攻撃をしてくる。
マクシミリアン第2段階は1ターンに2回攻撃で味方戦車を破壊するダメージがあるので、第2段階ではマクシミリアンに1ターン2回攻撃を食らわないように戦車の位置を調整する必要がある。

マップの両端にはマクシミリアンの攻撃が届かない通路があるのでこれを使って奥まで行ける。
配置的にはタワー①とタワー②を壊せる基地に近い位置に突撃兵を一人置いておく。
装甲タワー上部の①か②に対戦車兵と支援兵を置いておく。
装甲タワー上部に上るとマクシミリアンの攻撃は届かないので安地になる。
味方戦車、装甲タワー上部、両側の通路などを使って歩兵の壁にしつつ、タワーを破壊する。

タワー⑤はマクシミリアン第1段階では突撃兵の攻撃が届かないので対戦車兵か戦車の攻撃で壊す。
タワーは壊しても毎ターン3つ復活するので、毎ターン最低でもCP3を消費して壊す必要がある。
(壊さないとマクシミリアンに攻撃が通らないため。)
マクシミリアンも毎ターンHPが回復するので、倒す時は一気に攻撃したい。

マクシミリアン第2段階になるとタワー⑤前の壁がなくなるので、両脇の登れる場所に上って突撃兵がタワー⑤を破壊可能になる。

マクシミリアンの安全な倒し方としては、装甲タワー上部に上って支援兵がグレネードで攻撃する。(支援兵はグレネードの所持数が多いため)
グレネードがなくなったら別の支援兵に補給してもらい攻撃を継続する。
その間にマクシミリアンの裏を取って突撃兵が攻撃してもいい。
装甲タワー上部などからグレネードを投げ続けるとマクシミリアンは対応出来ないので、一方的に削ることが出来る。

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